薬を使わない薬剤師の“健康自立ブログ”

栄養学博士の宇多川久美子が実践する元気になるための食べ物の選び方

元気になるための食べ物の選び方


私が実践している元気になるための食べ物の選び方の「コツ」を3つ紹介します。
食について明確なポリシーを持つことは、元気でいるために、もっとも重要なことのひとつだと思っています。

1)できるだけ冷たいものは避ける

不必要に冷たい飲み物や食べ物は極力、避けています。冷やしたものをとると、身体が冷えてしまう。そうすると、免疫力が低下し、病気のリスクが高まるのです。

もちろん、真夏の耐えがたい炎天下で身体が火照って仕方ないこともあります。そんな時、冷たい飲み物やアイスで、身体の火照りを取ることには賛成です。ですが、長袖を着るような肌寒い季節や、冷房の効いた室内で、あまり冷えたものを体内に入
れないようにしています。

体温が下がれば免疫力も下がります。基本的には、冷たいものよりも、温かいもの。せめて、常温のものを飲食するようにしています。

2)旬のものを食べる

古来より食べ物は、3つの性質に分類されるという説があります。すなわち、身体を温める「陽」身体を冷やす「陰」その中間のおだやかな「平」です。

夏野菜は暑さで火照った身体を冷ます効果があるため、「陰」に分類されます。これに対して冬野菜は、寒さで冷えた身体を温めるため「陽」であるといえます。旬の野菜や果物は、人間の身体を適切な状態に保つ手助けをしてくれるのです。
ところが近年は、農業技術の発達により一年中食べられる野菜が増えています。本来は夏野菜であるはずのトマトやキュウリですが、冬でもスーパーマーケットに並んでいます。

夏が旬の野菜や果物は、「陰」の性質です。冬に食べると、身体を必要以上に冷やし、免疫力の低下を招きかねません。トマトには抗酸化物質のリコピンが含まれています。老化や生活習慣病の原因となる活性酸素を除去してくれるため、
健康効果は大きいのですが、旬に食べることによって、その効果はより大きくなると思います。

とはいえ、いつでもどこでも冷暖房が完備されれている現代社会では、夏でも身体が冷えてしまうことがあります。低体温症や冷え性に悩んでいる人は、季節を問わずに、スープや味噌汁といった温かいものを積極的にとることも身体にいい習慣だと思います。

3)糖質ダイエットに要注意

炭水化物を避けた食生活による「糖質ダイエット」が、しばらく前から流行しています。運動をしなくても、手軽に体重を落とせるのが魅力的なのでしょう。

しかし、これは危険な食生活だと私は考えています。もはや言わずもがなですが、ダイエットで大切なのは運動と食事のバランスです。運動をせずに食事制限だけをすると、筋肉がどんどん落ちてしまいます

その結果、筋肉が減って体重は軽くなりますが、筋肉が減少することで基礎代謝が下がり、むしろ太りやすい身体になってしまいます。糖質を過剰に制限することで、身体が急激にやせ細り、皮膚のハリもなくなってしまいます。

「糖質の過剰な制限」は、生活習慣病を招きにくいとされる日本の伝統的な食事を台無しにしてしまいます。というのも、その中心にある「ご飯」を食べないようにしてしまうのですから。

また主食を、パンや麺類にする方も多いようですが、原料の小麦は身体を冷やす性質がありますし、日本人の身体に合わない場合が多いので注意が必要です。小麦に含まれるグルテンというというタンパク質がアレルギー疾患を引き起こすこともあります。

日本人の身体には、日本の土ではぐくまれたお米が一番だと考えています。その土地で育ったものを、その土地でいただく「地産地消」は、薬に頼らない生活にきっと役に立つはずです

(宇多川久美子著書:『薬剤師の本音』より抜粋)


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