薬を使わない薬剤師の“健康自立ブログ”

食生活を見直す秘訣!鏡を見ながら食事をすること

食生活を見直すきっかけ


一度、鏡を見ながら食事をしてみましょう。自分はどんな食事のとり方をしているのか、それを知ることが食生活を見直すきっかけになります

あなたは自分がものを食べるときの様子を見たことがありますか。おそらく、自分が日ごろどんな食事のとり方をしているかなんて気にしたこともない人が多いのではないでしょうか?

でも、日々の食事のとり方ひとつでも、健康度は大きく変わってくるものです。
ちょっとお行儀は悪いのですが、自分がどんな食事のとり方をしているか、一度、鏡でチェックしてみてほしいと思います。さあ、食卓に鏡を置いて、食事をしてみましょう。あるいはビデオで撮影して、チェックしてみるのもいいでしょう。

●ひょっとしてガツガツと掻き込むような食べ方をしていませんか。
●いかにもまずそうな顔をして食べていませんか。
●背中を丸めて食べていませんか?食べるときに、猫背になっている人って意外と多いですよ。
(それでは、身体にいい食事と言えないことはいうまでもありません。)
●たとえば、一度に口に入れる最はどうですか?ああ、おなかが空いたとばかりに、ガサッと口にほおばっていませんか。
(それでは、1回の食事の量も増えてしまいます。)

人が満腹感を覚える理由


人が満腹感を覚えるのは、食べ物が入って胃が膨らんでくるからという理由だけではありません。

食事によって摂取した食べものが消化・分解され、血液中のグルコースが増加することで、脳の奥深くの視床下部にある満腹中枢にシグナルが送られることで「ああ、おなかがいっぱいになってきた」と認識するのです。
でも、食べ物は、食べてすぐに消化・分解されるわけではなく、満腹中枢にシグナルが送られるまでに、約15分はかかってしまいます。

つまり、急いで食べると、満腹中枢にシグナルが送られるまでにタイムラグが生じ、その間、いくら食べても満腹感を覚えないために、ついつい食べ過ぎてしまうことになってしまうのです。

まずは、自分がひと口でどれぐらいの量を口にほおばっているか、またどれぐらいのペースで口にしているかをチェックして、ひと口の量を減らし、口に運ぶペースも半分ぐらいに落とせば、一度の食事の量をかなかなり減らすことができるでしょう。

また、ひと口で何回ぐらいかんでいるかもチェックしましょう。食べ物を口に放り込んで、ほんの4~5回しかかまずに飲み込むように食べる人がいますが、それも食べ過ぎの大きな原因のひとつです。ひと口で30回はかむようにしたいものです。
食べ物をよくかむということは、それだけひと口を飲み込むまで時間がかかりますから、早食い防止の効果も期待できます。さらに、しっかりかむことで、食べ物本来のおいしさが増しますし、睡液の中に含まれるアミラーゼという酵素が消化を助けてくれるので、同じ量を食べても太りにくくなるわけです。

お箸の汚れ具合もチェックポイントのひとつです。ひと口の量が多い人のお箸は、かなり上のほうまで汚れています。1回でガサッととるために、汚れる範囲も広がってしまうのです。昔から、美しい食べ方の作法としてお箸の先しか使わないようにしましょうといわれてきましたが、確かにお箸の先しか使わないように気をつけていると、必然的にひと口の量も減ってくるものです。

さらに食べているときの表情もチェックしましょう。仏頂面で食事をしていては、せっかくの食事も味気ないもになってしまいます。人は笑顔を浮かべているだけで幸せな気持ちになれるもの!食事のときも「いただきます」と声を出して感謝して、鏡の中の自分に「おいしいね」と呼びかけてあげましょう。そうすれば、表情もやわらぎ、ますます料理がおいしく感じられるようになるはずです。

もちろん、食事のたびに鏡を見る必要はありません。月に一度チェックする程度でいいでしょう。そして、「今日もおいしく上手に食べよう」と意識するだけで、徐々に、ゆったりと、いい顔で食事ができるようになるはずです。

食事のとり方チェックポイント
■自分がひと口でどれぐらいの量を口にほおばっているか
■どれぐらいのペースで口にしているか
■ひと口で何回ぐらいかんでいるか
■お箸の汚れ具合
■食べているときの表情

 

(宇多川久美子著書:『薬剤師の私が薬に頼らず健康に暮らす27の習慣』より抜粋)


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