生活習慣病は薬では治りません。
薬は効いているかもしれませんが、病気は治りません。
これはどういうことでしょうか。
生活習慣病とはその名の通り、生活習慣によって引き起された病気です。ですから、薬によって症状を「抑える」ことはできても、病気そのものを治すことはできません。
生活習慣病を治すためには、生活そのものを変えるしかありません。
そもそも薬の作用は「抑える」ことですから、薬によって生活習慣病が完治することはないのです。
生活を変えたくないから薬を飲む
薬を飲んでいる方とお話をすると、ある一定数の方が、意識している、していないにかかわらず、今の生活を続けたいがために薬を飲んでいることがわかります。
「肥満のために血圧が高い。心臓に悪い」と原因がわかっているのであれば、肥満を解消するために何ができるかを考えるしかありません。
食事を変える、運動をするなど、薬を飲む前にできることはたくさんあります。
「忙しくてとてもそんなことはできない」という話もよく出てきます。でも、ライフスタイルを変えられないほど忙しい人など、そうそういるものではありません。そういう人に限って毎晩飲んで帰ったりしているのですから。
忙しくても健康な人は、時間や習慣を上手にコントロールしているものです。ある大企業の役員の方は、部下がエレベーターやエスカレーターを使っても、自分だけは階段を使っています。そうやって、日々の生活の中で運動の時間をつくり出しているのです。
また、運動の時間がとれないからと、お酒をきっぱりやめた方もいます。「そこまでして健康になりたくない」というお話もよく聞きます。
そういう方は、生活を変えるために「ジムに通わなきゃ」などと考えていたりするものです。私は「そこまでしなくていいですよ」とお伝えしています。階段を上がる、1駅前で降りて歩く。健康に意識を向け、無理なく楽しく続けられることを見つけられればいいのです。
(宇多川久美子著書:『薬を飲まない薬剤師の断薬セラピー』より抜粋)
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