「健康のためにダイエット食品を使ってやせようと思っていますが、何がオススメですか?」
と、聞かれることがあります。
今回は、「ダイエット食品」でやせるメカニズムと、やせても必ずリバウンドしてしまう理由をお伝えします。
手軽にダイエットができるとして、人気のダイエット食品。多いのは、一食を置き換えるタイプです。1日3食のうち、一食をエネルギー量のきわめて少ないダイエット食品に置き換えることで、1日の摂取エネルギーを減らします。
身体を機能させるためには、多くのエネルギーを必要とします。そのエネルギー量を食事からとれなくなると、身体は脂肪などを分解してエネルギーに変えて消費します。ダイエット食品の多くは、この身体のメカニズムを活用しています。
ダイエット食品の愛用者に多い最大の問題点はリバウンドです。
ダイエット食品を使っている間は体重を落とすことができても、これをやめたとたんに「食べたい」欲求が高まって、食べ過ぎてしまうのです。
「食べたい」という欲求から食べ過ぎてしまう心理の裏側には、ストレスがあります。ダイエットを成功させたいのならば、まずはこのストレスの原因をとり除くことでしょう。それが食べ過ぎを抑えるうえでもっとも大事なことです。
その努力をしないでダイエット食品に頼ってしまうのは、「簡単にやせたい」という心理が働くからでしょう。自分の意識を変えずにダイエット食品に頼ってもリバウンドをくり返すだけで、根本的な解決にはなりません。
高額でも人気のダイエット・ジムの場合
最近は、高額な費用を払い、運動指導と食事指導を2ヶ月間みっちり受けるダイエット・ジムが人気です。マンツーマンでパーソナルトレーナーがついて筋トレを行い、食事指導もしてくれるので、通っている間はかなりの効果を期待できることは、CMを見ても明らかです。
しかし、目標の体型を手にしたところで、ジムを卒業したあとは、自分で努力を続けなければ体型の維持はできません。
いっときだけ理想の体型になれたとしても、すぐに戻ってしまったのならば、意味がないですよね。
ダイエットを成功させる秘訣
では、本当にダイエットを成功させるには、どうすればいいか。
1)ストレスの原因をとり除くこと。
食べること以外のストレス解消法を持つことです。
2)特別なものに頼らず、日常生活の中でできることからスタートさせる。
この2つを整えてからダイエットを始めれば、ダイエット食品など特別なものに頼らなくても、きっと成功させることができます。
ダイエットを始める際、大事にしてほしいのは、食事と運動の両輪で体調を整えていくことです。運動をせずに食事制限のみをしてしまうと、筋肉が落ちていってしまいます。
筋肉は重いので、筋肉が落ちると体重はたしかに減ります。そうしてやせた身体は、皮膚だけが伸びてしまってシワシワです。健康な身体づくりのためのダイエットであるはずが、健康も美しさも失ってしまうのはあまりにも残念。
糖質を制限しすぎるのはNG
もう一つ大事なのは、「糖質を制限しすぎてはいけない」ということです。
日本の伝統的な食事は、生活習慣やがんを招きにくい、すばらしい食事であると、世界中で注目されています。その日本の伝統食は、ご飯があってこそ成り立つものです。
パンや麺類など、外国から輸入した小麦の糖質は、私も制限すべきだと思います。小麦に含まれるグルテンというタンパク質が、アレルギー疾患を引き起こしやすいことも事実です。しかし、日本という土地で生まれ育った私たちには、日本の土でつくられるお米が必要なのです。
その土地でいただく。「地産地消」こそ、薬に頼らない身体づくりに欠かせないことといえるでしょう。
(宇多川久美子著書:『その「1錠」が脳をダメにする』より抜粋)
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