前回、減塩での問題点をお話しましたが「良い塩」を減らしてしまうことで私たちの身体に大きな影響を及ぼしてしまうのが
「ミネラル不足を招く」ということです。
昨年末に「命のミネラル」という本を出版しましたが、題名に記しているとおり、ミネラルは命と密接な関係があるということをみなさんはご存知でしょうか?
ミネラルと聞くと、塩の成分のナトリウムや、骨を作ってくれるカルシウム、鉄が不足すると赤血球が酸素をうまく運べない…などは思いつかれると思うのですが、他にもセレン、銅、亜鉛、マグネシウム、クロム、ヨウ素など私たちの身体の中では少なくとも70種以上の微量のミネラルが働いているのです。
たとえば、これまであまりクローズアップされてこなかった亜鉛についても「亜鉛不足は味覚障害の増加と関係している」というのは聞いたことがあると思います。
亜鉛はさまざまな代謝に深く関わっているミネラルで、「基礎代謝」や「新陳代謝」といった体内の化学反応に対して、「酵素」の構成成分として、またビタミンと力を合わせて酵素の働きを助ける「補酵素」として働いています。
そんなミネラルの補給源として「塩」があるわけですが、「塩」は必ず天然塩を使ってくださいね。
食卓塩と呼ばれている精製塩は、「塩化ナトリウム(NaCl)が99%以上」と表示されています。精製の過程で、NaとCl以外のミネラルはすべて取り除かれてしまうのです。この高純度の精製塩が身体に取り入れられると、塩化ナトリウム以外のミネラルを摂取できないので、体内でのミネラルバランスが大きく崩れてしまいます。
ナトリウムはカリウムと細胞間の浸透圧を保っているのですが、このバランスが崩れれば、体内ではナトリウムを捨てたり、細胞からカリウムを引っ張り出したり、すごいストレスが加わります。
これが高血圧の原因になることがあるのです。
これに対して、天然塩は塩化ナトリウムの他、カリウムを含むさまざまなミネラルを含んでいます。先にもお話したとおり、この微量ミネラルがとても重要なのです。
私は天然塩からミネラルを摂る他にも、「植物系総合ミネラル」も補給しています。
こちらの詳細については「命のミネラル」をご覧くださいね。
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