減塩のしすぎも、不健康に!
1月20日に私の23冊目の本「血圧を下げるのに薬はいらない」が発売されました。
本文の中でも記載していますが
血圧が高めの人や高齢の方は塩分を控えた方が良いとお考えの方も多いと思います
ところが、必ずしも「減塩は健康にいい」とは言い切れず、逆に不健康になる可能性があるのです
1988年にロンドン大学などが32か国1万人を対象に実施した大規模疫学調査によると、1日の塩分摂取量が6~14gの人は、塩分摂取と高血圧の間には相関関係は見られないと結論づけています。
日本人の平均塩分摂取量は10~12gなので、通常の食事をしていれば高血圧の原因とはならないということです
逆に2013年の米国医学研究所の報告によると、塩分摂取量が低いと心疾患や脳卒中の経過に悪影響を与えるケースがあると指摘されています。
また、塩分が足りないと喉の渇きを感じにくくなって脱水症状にことに気づかないこともありますし、認知機能が低下するという報告もあります
また、血圧が気になる人がまず控えるのが「みそ汁」だと思いますが、共立女子大学の報告によると「みそ汁」には血圧を下げる効能があり、1日2杯のみそ汁を飲むことで血圧が下がる事が報告されています
糖尿病患者さんやその予備軍、肥満、慢性腎不全などの腎臓疾患患者さんなどは減塩を実施した方が良いこともありますが、減塩のしすぎは要注意ですよ
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