「減薬」は難しいという声をよく聞きます。ここでは私が考える減薬の考え方を記していきたいと思います。
薬にもよりますが、現在飲んでいる薬を「ただちにすべて」やめてしまうことは、とてもリスクがあるように思います。
突然、違う環境になると身体に不調が出るように、薬のある環境に慣れていた身体が、突然、薬がなくなることで予期せぬ不調が出る可能性は否定できません。ゆっくりと少しずつ、身体を慣らしていくことが重要だと思います。
毎日1錠の薬を飲んでいる人は、まず4分の1の量をやめてみる。そして、4分の3は飲む。そしてしばらく様子をみる。それで何か症状が出れば、「もう少し、少量ずつやめてみよう」と認識し、いったん薬を元の量に戻すのです。
減薬は慎重に少しずつやることがポイントです。
「ある量を減薬して不調が出たら、薬の量を元に戻せばいい」くらいの気持ちが重要です。
ですが、やはり日常生活を変えなければ、減薬はうまくいきません。
「考えてみてください。一時的とはいえ薬で心身の安定が保たれているのに、何もしないまま、ただその薬がない状態にしても、身体は「異変」を察知してしまうはずです。
身体も変えなければ、減薬はうまくいかない――。 私はこう考えています。
食事を変えるつもりも、運動をするつもりもなければ、減薬はやめたほうがいい。
慢性的な病気の場合は、生活習慣を変えなければ、減薬は成功しないと思っています。また、「かかりつけ医」や「かかりつけ薬剤師」がいる人は、「減薬」について相談してみることをおすすめします。
(宇多川久美子著書:『薬剤師の本音』より抜粋)
次回の宇多川塾では、「断食で治らない病気は、医者でも治せない」(ドイツの諺)、「断食はメスを使わない手術である」(フランスの諺)世界にはこんな諺がある程に断食(ファスティング)が浸透しています。世界では当たり前の断食(ファスティング)をする事で、一体どんな変化が身体に起こるか、一緒に学んでいきましょう。
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