現代人の多くが悩ままされている「うつ病」
そもそも、環境や人間関係がうつ症状の根本原因であることが多いのは周知の事実です。
それを放置したまま抗うつ剤を飲んだところで、本当の意味での回復は期待できません。
むしろ個人的には、心の病が薬で治るなんてことがあったら、逆に怖いと思ってしまいます。薬で感情をコントロールできるということになるのですから。
さらに、拡うつ薬には依存性があるものも少なくないため、一度きりのつもりが、繰り返し使ってしまうということも珍しくありません。服用に際しては、こうしたリスクもきちんと認識するべきです。
精神的な病気に関しても、薬は病気を治すのではなく、症状を抑えるのが本来の役割です。うつ病が薬で治らないということは、しっかりと認識する必要があります。
「最近、気分が落ち込み気味」というのは、あなたの身体から発せられているサインです。「原因はなんだろう」と冷静になって、自らの現状と向き合えば、「環境を変えてみよう」「ちょっと休んでみよう」と判断できるはずです。
しかし、薬を飲んでしまうと話は違ってきます。実際には治っていないにもかかわらず、薬の効果によって症状が緩和されてしまうと、「これは大丈夫だな」と錯覚してしまうのです。
その結果、さらに無理をしてしまう。うつ病と診断されて服用したはずが、さらにつらい状態に追い込まれてしまう可能性もあるのです。
完治のために大切なのは、薬を飲むことではありません。本当の原因を突き止め、解決策を探ることなのです。
(宇多川久美子著書:『薬剤師の本音』より抜粋)
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