カロリーばかりを気にしている人は要注意!!
バランスよく、しっかり食べるようにおすすめすると、「たくさん食べて太りたくない」と言う人が少なくありません。
カロリーを気にしているのでしょうが、これは大きな落とし穴なのです。
そもそもカロリーが何を意味するかご存じですか。
カロリーとは熱量です。簡単に説明すると、その食べものを物理的にバーナーで燃やして灰にするのにどのくらいのエネルギーを使うかを表したものです。ちなみに体内でバーナーの役割をするのは、主に酵素です。
私たちが全員、同じパワーのバーナーを持っているなら、食べものを燃やす機能も同程度で、使うカロリーも同じになるでしょう。
しかし当然ながら、私たちの身体は一つひとつ異なっています。
酵素がうまく機能している人は、強いバーナーを持っているので、ぐんぐん消化し、効率的に吸収、そして排泄します。体内のサイクルが早いため太りにくいのです。
一方、酵素がうまく働いていない人は、バーナーが弱く、消化に時間がかかります。そのぶん、身体に脂肪を溜め込みやすくなり、太りやすくなります。
カロリーよりも食べものを処理する身体の機能こそが重要なのです。
「常に機能している身体」=「消化・吸収・排泄がスムーズな身体」であり、ひいては「太りにくい身体」とも言えます。
カロリーを気にして栄養バランスをおろそかにすると、身体の機能はみるみる低下します。機能が低下した身体は老廃物を溜め込みやすく、太りやすくなります。
ダイエットのためにカロリーを気にしていたのに、その実、正反対の結果を招いてしまうというわけです。
近年、ごはんやパンを(小麦粉製品)などをとらないようにする「糖質カットダイエット」が流行っていますが、これも行きすぎると栄養バランスの点で非常に問題です。
たとえばご飯は、お茶碗1杯(150g)で約250キロカロリーほどになります。カロリーを気にする人からすると、「太るもと」になるのでしょう。また、ご飯は炭水化物。この糖質が血糖値を急激に上げ、太りやすくなるという指摘もあります。
しかし、「脂質・タンパク質・炭水化物」は人体に必要な三大栄養素。そのうちの一つを単に「カロリーが高いから」「糖質が高いから」というだけで削ってしまってはかえって健康を害してしまいます。
たとえば糖質ダイエットで外されがちの穀類には、食物繊維が豊富に含まれています。とらないと、便が出にくくなってしまうばかりか、体内に溜まった食べカスや老廃物が腐敗し、毒素を出しはじめます。
これではかえって病気になってしまいます。
消化・吸収の度合いは人によって違います。表示されたカロリーを気にするよりいろいろな食材をバランスよく食べることが、健康への近道なのです。
(宇多川久美子著書:『薬が病気をつくる』より抜粋)
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