胃がんの原因菌といえば、ピロリ菌!?
発症を避けるために、ある程度の年齢になるとピロリ菌検査をして、発見されたら駆除するというのが、今や当たり前になっています。
たしかに、ピロリ菌は胃がんを起こす一つの因子ではあるのでしょう。
しかし、ピロリ菌が発見されたとしても、即、がんにつながるわけではありません。
私自身、検査で「ピロリ菌あり」でしたが、そのまま放置しています。今もピロリ菌はいるのでしょうが、胃がんになっていません。
ピロリ菌がいる=100パーセントの確率でがんになるわけではないのです。
実を言えば、おそらく大半の人がピロリ菌を持っています。いるのが当たり前と言ってもいいほどです。
となると一つの疑問が生まれてきます。
ピロリ菌を駆除することは本当に必要なのでしょうか。
駆除するには、非常に強い抗生剤とその薬から胃を保護するための胃薬を1周間にもわたって飲みつづける必要があります。4週間後、まだ駆除できていなければ、追加して薬を飲むことになります。
ここまでしてもなお、生涯にわたってピロリ菌に感染しないという保証はどこにもありません。
結局、その後も検査を繰り返し、菌が発見されるたびに駆除、駆除、駆除。一生終わることのない戦いです。
そんななか、最近、中学生に対してピロリ菌検査を行う自治体も出てきました。
胃がんのリスクを若いうちにたたいておくためと言えば聞こえはいいでしょうが、若くて健康な身体が早くも薬によって毒されていくのです。
生涯、検査を受けつづけさせるためとしか思えません。
大人になって胃炎があり、ピロリ菌が発見されたという場合は、たしかに胃潰瘍、胃がんへと進行しないように、ピロリ菌を駆除するという選択肢もありえます。
ただしその場合にしても、がんのリスクのある自分の生活習慣を改めることなしでは、薬で身体を痛めつけて終わるだけです。
薬は悪い菌もいい菌も判別することなく、もろとも殺す
さらに胃の先には腸があり、そこには善玉菌がたくさん棲んでいて、免疫に関わる大きな役割を担っています。
ところが、薬は悪い菌もいい菌も判別することなく、もろとも殺してしまいます。
ピロリ菌を殺すために、腸内にいる善玉菌まで殺してしまうのです。
胃がんのリスクを抑えるための除菌(薬)が免疫を低下させ、かえってがんを含む病気のリスクを高めてしまうなんて、いったい「何のための薬」なのでしょうか。
ピロリ菌が発見されたからといって、胃がんになるわけではありません。
まずは、その前段階の胃炎、胃潰瘍をつくらないような生活、考え方をすることが大切です。
(宇多川久美子著書:『薬が病気をつくる』より抜粋)
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