宇多川久美子公式LINE@言葉のくすり箱アーカイブ2018年6月前半
■2018年6月1日
エナジー飲料、欧米で規制の動き
レッドブル、モンスターなどのエナジードリンクが若者を中心に流行っていますね。ところがこのエナジードリンクは、カフェインや糖分の含有量が多いので、健康への影響が問題視されています。
今回、イギリスの大手スーパーマーケットは、16歳未満へのエナジードリンクの販売を禁止することを決めました。アメリカスポーツ医学会(ACSM)は2018年2月に小児のエナジードリンク摂取の危険性を警告する声明を発表しました。エナジードリンクを飲んだ未成年者の死亡事故も多数報告されています。
日本で販売されているエナジードリンクは、海外のものとは成分が異なり、カフェイン量は少ないとの事ですが、日本では規制基準もありませんから、注意が必要ですね。
■2018年6月2日
青島のネコ事情
愛媛県大洲市の青島をご存知ですか?青島はテレビやインターネットなどで、「ネコの島」として有名になり、現在では世界中からネコを見るために島へ観光客が訪れます。青島の住民の人口13名に対して、ネコはその10倍の約130匹住んでいるのです。
今までは島民でつくる「青島猫を見守る会」が世話していましたが、青島の住民の平均年齢は75歳以上で、将来的な世話が難しいことから、全てのネコの不妊・去勢に向けた支援を市に求めていました。そこで市は不妊・去勢にかかる経費を、2018年度当初予算案に盛り込んだのだそうです。
これが成功すれば、ネコを島の外から新たに連れてこない限り、ネコは増えることなく、将来的に減っていく事になりますね。日本が抱える高齢化問題…の一つということでしょうが…何とも考えされられる事例ですね。
■2018年6月3日
アルツハイマー病の原因物質は脳以外でも作られる
アルツハイマー型認知症は、特殊なタンパク質が脳内に蓄積するために起こる脳疾患といわれています。その原因物質「アミロイドβ」は、今までは脳組織で生成されるものと考えられてきました。「アミロイドβ」そのものは脳組織だけでなく、血管や筋肉でも生成され、他の器官にもみられるもので、アルツハイマー病自体は脳の病気ですが、その原因物質は脳以外から来て脳内で発症する可能性があるとのことです。
脳内に入らない仕組みが考えられたら、アルツハイマー型認知症も減っていきますね。
■2018年6月4日
脳の関所「血液脳関門」も老化する
昨日はアルツハイマー病の原因物質「アミロイドβ」が、脳以外の組織から脳内に溜まって発症する可能性があるということをお話しました。
通常は「血液脳関門」と呼ばれる関所が脳の入り口にあり、司令塔である脳に有害な物質が入らないようにしているのですが、その能力も加齢と共に弱くなってしまうようです。そのため、他の組織のアミロイドβが脳内に浸潤して、アルツハイマー病を加速させる可能性が考えられるのです。
このことは今後のアルツハイマー病の予防や新たな治療法の開発にもつながる可能性がありますね。
■2018年6月5日
呼吸で自律神経のバランスを整える
呼吸法は、自分の意思で自律神経のバランスを整えることができる貴重な方法です。自律神経とは自分の意思に関わらず働く神経で、原則的に意識ではでコントロールすることができません。
イライラしたりストレスを感じるときは、交感神経が優位となっていて、緊張状態で浅い呼吸になっています。このとき意識的に深く呼吸をすると副交感神経の働きが高まり、自律神経のバランスを整えることができのです。
落ち着かなければいけないときに「深呼吸して!」というのは、まさにこの法則を利用しています。
■2018年6月6日
ため息も自律神経のバランスを整える
「ため息はよくない」という見方もありますが、ため息は、緊張状態が続いて浅い呼吸になったときに、たまった息を吐き出して、緊張状態を緩和しようとする無意識的な体の動きです。昨日、呼吸で自律神経を整えるというお話をしましたが、ため息をついたら、そのまま大きく息を吸い、また大きく息を吐くを繰り返せば、深呼吸をすることになり自律神経を整えることができます。
無意識にするため息にも、私たちの防衛本能が働いているのですね。
■2018年6月7日
上手な深呼吸の方法
昨日は「ため息も深呼吸のひとつ」とお話しましたが、では、深呼吸はどのようにすると良いのでしょう。
まず意識をすることは「大きく吐く」ことです。しっかり吐くことで副交感神経の働きが高まりやすくなります。大きく吐くと、自然と大きく吸うことができます。できれば息を吐く時にはお腹を凹ませ、吸うときにはお腹を大きく膨らませる腹式呼吸をしましょう。より効果的な深呼吸ができます。ため息のように口から吐いて、鼻から吸うようにしてみましょう。
深呼吸は、いつでもどこでもできる簡単なリラックス方法です。緊張していっぱいいっぱいの時には、とにかく吐くことを意識して!!
■2018年6月8日
タバコは心臓疾患のリスクも上げる
アルコール+タバコでがんのリスクが高まるお話をしましたが、今日はタバコを吸う人は心臓疾患のリスクも上がるというお話です。しかも喫煙本数を1日20本から1本に減らしても、心臓発作や脳卒中が起こる確率が大幅に低下することはなく、20本の場合と比べて約50%のリスクが残るというのです。
喫煙本数を1日数本に減らしても、心臓疾患のリスクが大きく減るわけではないのです。世界保健機関(WHO)の統計によると、喫煙が原因で毎年約700万人が死亡しており、うち約200万人は心臓発作や脳卒中など循環器系の疾患によるケースだそうです。
タバコは完全に止めたほうが良さそうですね。
■2018年6月9日
病気の原因はストレス
いつも「ストレスが病気の一番の原因」ということをお話していますが、マウスにストレスを与えて、病気になる過程を研究したデータが発表されました。
飼育箱の底に水をためて熟睡させないなど、ストレスを与えたマウスについて詳しく調べたところ、脳内のストレス中枢が活性化すると、血中の特定の免疫細胞が脳内血管に集まり、小さな炎症が発生することが確認されました。
さらに、この炎症が神経を通じて消化管に広がり、血中のカリウムが増えることで、心不全につながることも見出しました。今回の結果は、慢性的なストレスが、胃腸炎や突然死を招く神経メカニズムをマウスで確認できたのです。
このような細胞は人間の血液中にもありますから、できるだけストレスを溜めない生活を心がけたいですね。
■2018年6月10日
食事でがんの増殖を招く?
マウスを使った食事に関するがんの研究結果です。進行性のがんに罹患したマウスにアスパラギンが少ない食事を与え、更にアスパラギンを阻害する薬を投与して、がんの状態を調べました。
その結果、実験対象となったマウスではがんの転移が抑えられ、長生きできたそうです。この結果から、アスパラギンを含まない食事を摂ることにより、がん転移が抑えられ、将来は新しいがん治療法に成り得るとしています。
■2018年6月11日
がんの増殖を抑える食事
昨日のアスパラギンの同様食事からアミノ酸のセリンとグリシンを取り除くと、リンパ腫や腸がんが阻害されるという結果も報告されています。従って、がんの増殖にはある特定のアミノ酸が影響しているようです。
ちなみにアスパラギンは名前の元となったアスパラガスや鶏肉、魚介類など多くの食品に含まれています。しかし、この研究者も今回の研究に基づいて極端な食事療法をすべきではなく、バランスのとれた食事を摂るべき!と注意されていますよ。
■2018年6月12日
スポーツのユニフォームの色は?
イギリスの研究チームによると、赤いユニフォームのサッカーチームの勝率が、ほかの色のユニフォームのチームよりも高いという結果を出しています。その理由として、赤い服を着ると男性ホルモンのテストステロンが多く分泌されるため、興奮してより活動的になるためとしています。
観客たちも赤い服を着た選手をより魅力的に感じるため、応援に力がはいるということですよ^^
ちなみに、女子フィギュアには、「フリーで青色の衣装を着た選手が勝つ」とのジンクスがあるようですね^^
■2018年6月13日
座っている時間で死亡リスクが変わる
米コロンビア大学の発表によると、1日に座っている合計時間や座り続ける時間が長くなるほど、年齢や性別、人種、体格指数(BMI)、運動習慣にかかわらず、死亡のリスクが高くなることが分かりました。
1日に計12.5時間以上座って過ごし、一度に30分以上座り続けていた人の死亡率が、最も高い事が明らかになりました。
これらの結果から研究者らは、「長時間座る生活が避けられない場合には、30分毎に休憩を取って動き回ることで死亡リスクが下がり得る」と述べています。
■2018年6月14日
ストレス過多は気付きにくい
ストレス過多の状態が続くと、ストレスに抵抗するために副腎皮質ホルモンが分泌され、心身の状態が過剰にエネルギッシュになることがわかっています。すると「私はストレスに負けずに戦えている!」と思い込んで、さらに無理を重ねてしまうのです。
その結果、心身が急激に疲弊して、ある日突然、ベッドから起きられなくなり、会社や学校に行けなくなってしまう…ということも!
真面目な日本人は起き上がれなくなって初めて過度のストレスに気付くという方が多いようです。日頃から身体の声を聴いて自分にもやさしくしてあげましょうね。
リアルタイムで言葉のくすり箱を受け取りたい方はこちら
↓
ぜひ私とLineで友達になってください(^ ^)
今お友達になっていただくと、宇多川塾生限定動画を
プレゼントしています。