薬を使わない薬剤師の“健康自立ブログ”

いまだにコレステロールが悪者イメージな方に知っておいて欲しい事!コレステロールゼロ食品の意味

今どき「コレステロールゼロ」食品の存在意義は?

みなさんは「コレステロール」にどんなイメージをお持ちですか?「なんだか身体によくないもの」というイメージがあるかもしれませんね。「コレステロールの摂りすぎに注意しましょう」と言われつづけてきたせいでしょう。

ご存知ですね?「コレステロールの摂取量は健康に影響しない」


有名なのは卵への注意でしょうか。「卵はコレステロールが高いので、毎日食べる人は1日1個まで」とか「2個まで」とか、大マジメに言われていた時代がありました。厚生労働省は1日のコレステロール摂取量を成人男性750mg未満、成人女性600mg未満と定めていました。ニワトリの卵1個に含まれるコレステロールは200mg以上あるということで、上記のような1個説、2個説が流れたのです。ところが……!!

「コレステロールの摂取は健康に影響しない」

アメリカ政府の食生活ガイドライン諮問委員会が、こう発表したのは2015年のことでした。

厚生労働省も同年、コレステロールの摂取量の基準設定を取り下げました。「食事から取り入れるコレステロールは血液中のコレステロールにほとんど影響しないので、目標設定の意味がなくなった」という理由でした。

食べ物や飲み物に含まれているコレステロール量は気にしなくていいのです。卵も食べたいなら1つと言わず2つと言わず、食べてよいのです。ちなみに日本では、5〜10個の卵を5日間食べ続けても血中コレステロールに変化がなかったという実験結果が報告されています。

それでもまだある「コレステロールゼロ」製品の不思議


ところが、この「コレステロールの影響ゼロ」の衝撃的なニュースを知らず、いまだにコレステロールに悪者イメージを持っている人が少なくありません。

スーパーの食品売り場を見ていると、今でも「コレステロールゼロ」とか「コレステロールひかえめ」を表示された食品や飲み物がけっこうあります。油、マーガリン、飲み物などに見られます。いったいどんな意味があるのでしょう?

今や「コレステロールゼロ」を謳うことに栄養的な意味はありません。しかし、意味がないだけならいいのです。もともとコレステロールを含んでいた食品や飲料からコレステロールをゼロにするためには、何かしらの加工が必要になります。それは何らかの添加物かもしれません。ゼロにしなければ必要なかった添加物が入った食品、飲み物を口にすることになります。健康のためを思って買っているのに、余計な成分を身体に入れることになってしまいます。

またトクホ(特定保健用食品)には、「コレステロールの吸収をおさえる」「取りすぎたコレステロールの吸収をおさえる」「血清コレステロールを低下させる」といった名目の食品や飲料があります。これらも「食品中のコレステロール量が健康に影響しない」のですから、高いお金を出して買う意味は見当たりません。

とはいえ、私は「コレステロールゼロを買ってはいけない」とは思っていません。

もし、「コレステロールゼロ」や「吸収をおさえるトクホ」などを食べたり飲んだりすることで、「コレステロールが減る気がする」「健康になれる気がする」と感じるのであれば、多少でもプラセボ効果があると思うからです。気持ちは大事です。

しかし、なにより大事なのは正しい知識。以前、コレステロールは脂質異常症や動脈硬化を引き起こす要因として注意喚起されてきたのですが、コレステロール自体は身体に必要なものです。必要な摂取量があり、減らせばいい、というものではありません。逆にたくさん摂ればいいというものでもありません。

「コレステロールの摂取量は健康に影響しない」。これをぜひ覚えておいてください。

 

(小学館Suits-woman.jpより転載)


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