薬を使わない薬剤師の“健康自立ブログ”

宇多川久美子の言葉のくすり箱(LINE@アーカイブ2019年6月前半)

宇多川久美子公式LINE@言葉のくすり箱アーカイブ2019年6月前半


■2019年6月3

英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)に
掲載されたロンドン大学の論文をご紹介します

英国イングランド及びウェールズ地方に住む
16歳以上の16万3363人に対して
精神的なストレスレベル、
生活習慣やがんの発生率などを調査したところ

がんで死亡したのはこの中の4,300人以上

その中でストレスを感じると答えた人の
がんによる死亡率はその人の生活習慣にかかわらず
結腸がんで約2倍、
すい臓がんと食道がんでは2倍を超えていて
白血病ではさらに高くなったということです

ストレス!うまく流したいですね

■2019年6月5

前回、ストレスを感じるとがんになる率が高くなるという論文をご紹介しましたが

ストレスからうつ状態になるとホルモンのバランスが崩れ、
コルチゾン値が急増し、DNAの修復機能が抑制され
がんに対する防御機能が弱められることが分かっています

気分が落ち込むと喫煙や飲酒の量が増えたり
肥満にもなりやすくなるわけですが
これらはいずれもがん発症リスクが増加する事も分かっています

ストレスが高まることで血流が悪くなると低体温、
低酸素を招き、がん発症リスクが更に高まります

ストレス解消に
まずは上を向いて歩いてみませんか!

■2019年6月10

薬で病気は治らない!

抗生剤のように病原菌を退治してくれる薬もありますが

生活習慣病において
薬は出ている症状を抑えてくれますが
その疾患を治してくれるわけではありません

辛い症状を抑えることも大切ですが
対処的に抑えていることを忘れないでくださいね

■2019年6月12

2013年、アメリカ・スローンケタリング記念がん研究所が
「筋トレ」と「がんの死亡率」の関係を調べました

がんと診断された18歳から81歳の男女2863名を対象に
筋トレによって死亡率がどのように変わるかを調査したのです

その結果
トレーニングを1週間に1回以上行っている人は
トレーニングをしていない人と比べて
がんの死亡率が33%減少したのです

「筋肉は裏切らない!」
がんに対しても筋肉はこたえてくれるのですね^^


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