宇多川久美子公式LINE@言葉のくすり箱アーカイブ2019年4月前半
■2019年4月17日
前回ストレートネックのお話をしましたがストレートネックかどうかはレントゲン検査を受ければすぐにわかります
でも今回はレントゲンを撮らなくても自分でストレートネックを確認できる簡単なセルフチェック法をご紹介しますね
壁を背にしてまっすぐに立ってみましょう
後頭部、肩甲骨、お尻、かかとの4ヵ所が自然と壁につけば、頸椎は正常な状態です
後頭部が壁につかなかったり意識的に首を後ろに倒さないとつかない場合はストレートネックの可能性が非常に高いといえます
次回はストレートネックが招く疾患についてお話します
壁を背にして立った時後頭部が壁につかなかった方は必見です
■2019年4月22日
ストレートネックが肩こりや頭痛を招くことをお伝えしましたが
慢性的な首の痛みや肩こり、頭痛などがひどくなると吐き気やめまい、耳鳴り、上腕のしびれなども引き起こします
自律神経が集中する首を長時間圧迫することで副交感神経の働きを阻害し全身のだるさや食欲不振、不眠などの症状を引き起こすこともあります
そして自律神経の乱れが続けば抑うつ状態やパニック障害が起こる危険性もあります
今やストレートネックは「新現代病」ともいわれ深刻な事態を招いています
この「新現代病」はスマホを見る姿勢に気を付けるだけで改善していけますよ
■2019年4月24日
プロトンポンプ阻害薬というお薬をご存知ですか?
胸やけの原因である逆流性食道炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍そして、ピロリ菌除菌のときにも用いられるお薬で処方箋がいらない一般薬としても出回っています
ところがこの身近な胃腸薬を長期使用すると死亡率が高まるという論文が発表されたのです
ワシントン大学の研究者らが退役軍人の薬剤処方記録を用いて
胃酸抑制効果の高い「プロトンポンプ阻害薬」(PPI)を服用した約27万人と市販の胃薬に使われる「H2ブロッカー」を服用した約7万人を追跡調査した結果わかったものです
その結果、PPIを服用した患者が服用後から5年間で死亡する割合はH2ブロッカーの患者に比べて25%高い事が明らかになったのです
PPIの胃酸抑制効果はH2ブロッカーより強いので今では胃潰瘍や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎抗凝固剤を使う患者の消化管出血予防などのほかピロリ菌の除去にも幅広く使われています
よく効く薬には必ず強い副作用もありますよ
本当に飲む必要がある薬なのかしっかり考えて服用しましょう
■2019年4月29日
前回、プロトンポンプ阻害薬(PPI)が死亡率を高めるという論文をご紹介しました
今回は、その理由について考えてみましょう
胃酸を強力に抑制するということは殺菌力が低下して胃の中で細菌が繁殖しやすくなり感染症に罹るリスクが高まります
また、細菌の逆流によって誤嚥性肺炎を招く怖れもあります
胃酸の分泌が低下するとカルシウムの吸収力が落ちるため骨粗鬆症を引き起こして骨折をするリスクも上がるともいわれています
また、プロトンポンプ阻害薬の服用によって心臓発作のリスクが増加するという論文や血管の老化が加速するという論文も発表されていますし更には慢性腎疾患との関係も指摘されています
もしPPIを長期で服用されている方がいらしたら一度、医師に相談されることをお薦めします
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