今、日本を訪れる外国人にすごい人気の「抹茶」
和洋を問わずスイーツにも抹茶を使ったものが多数みられます。
今日は今ブームの「抹茶のヒミツ」を探ります。
抹茶を表現する時に「一杯」ではなく「一服」といいますね。
「薬」は服用ということばが使われ「薬を服す」ということから
古くから東洋では茶が薬として養生に役立てられてきたことが伺われます
緑茶にはテアニン、ビタミンC、β-カロテン、ビタミンE、カテキン(苦味成分)などの抗酸化成分も含まれ
肥満抑制、コレステロール上昇抑制、抗アレルギー、抗菌などの作用があると考えられています。
今注目の成分「テアニン」は、茶葉特有のアミノ酸で他の植物ではほとんど見られないものです。
似た化学構造式に昆布などに含まれる旨味成分のグルタミン酸がありますがテアニンはより上品な味と言われています。
『テアニン』には副交感神経を活発化させ、心拍を和らげるまたリラックス状態の時に脳からでるα波が多く出る
などの報告もありリラックスに効果があると考えられています。
またテアニンは集中力を向上させたり、自律神経系に効果があることから
末梢血管が拡張することにより冷え性改善に役立つ報告や高齢者の軽度の認知症進行を軽減する可能性
などの研究報告もあります。
テアニンは、茶の根でグルタミン酸とエチルアミンから合成された後、新芽、新葉へ移行し
被覆下遮光されることで代謝が抑制されるためテアニンが葉にたまった状態となり、含有量が高くなります。
緑茶の中でも煎茶や番茶よりは、覆下栽培される玉露や碾茶(抹茶の原料)等の
上級煎茶にテアニンは多く含まれています。
こうした機能性成分を期待していても、緑茶として湯で抽出しても溶け出さない成分があり
後は茶殻に栄養成分が残ってしまいます。
ですから、緑茶よりは抹茶として飲んだり、料理に使うと丸ごとの栄養が得られるのです。
薄茶といわれるさらりとした抹茶をたてるには、だいたい1人分抹茶が2gに、湯は60ccです。
流派により泡をたてる、たてない、半分たてるなど違いはあり
裏千家流ではしっかりと泡をたてます。
泡をたてると、空気を含んで口あたりが柔らかくなります。
この泡がたつのは、茶サポニンやペクチンによるものでお湯が70~80℃が適しているそうです。
抹茶の量が少なかったり、お湯の温度が低すぎても泡がたちにくくなります。
ちなみに、茶の湯で使われる「茶筅」って、ものすごくすぐれもの!!
たとえばミキサーで抹茶と湯をいれて撹拌しても
きめ細かいクリームのようにきれいに泡立ちません
茶筅があれば、ラテの泡立て器がなくてもきれいにできます
抹茶は、茶道を習わないと……
というような堅苦しいイメージがあるかもしれませんが
作法にとらわれずに日常で楽しめるといいですね
感謝の気持ちをもちおいしく抹茶をいただく「感食」を心がけましょう!
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