年齢は残念ながら変えることはできませんが、血管年齢なら変えられる
歳をとると、肌だけでなく血管のハリも失われ、血管という「ゴムチューブ」の弾力性も低下してしまいます。
よく、「降圧剤は一生のおつきあい」と言われますが、そうではない、というのは実感としてあります。血管というのは、3層の膜でできています。真ん中は平滑筋といわれる筋肉で、血管の伸縮性を保っています。加齢、ストレス、暴飲暴食などによって血管は劣化していきますが、平滑筋は筋肉ですから何歳になっても鍛えることができるのです。
では、どうしたら鍛えることができるのでしょうか。すごいテクニックはいりません。
食事と運動に気を配る。
それだけです。私自身、40歳の頃の血管年齢は恥ずかしながら59歳でした。それが55歳で血管年齢26歳にまで変化したのです。
食事と運動で血管は若返る
59歳の血管を持った私と、3歳の血管を持つ私で何が違うのか。主に3つあります。
1)立ち方、姿勢、歩き方を変える
運動をすると血管の筋肉まで鍛えることができます。筋肉があれば、基礎代謝が高くなり、熱を生み出してくれます。代謝がいいということは、身体のターンオーバー(細胞や組織が新しく再生すること)もよくなるということ。例えば肌のターンオーバーは28日といわれていますが、肌だけでなく血管も骨も筋肉も、常に新しい細胞に入れ替えられ、再生しているのです。内臓も同じです。例えば心臓が動くのは筋肉のおかげですから、ターンオーバーの大切さがわかります。この再生能力は体温が高い方がよいのです。ですから運動がかかせません。
2)玄米、味噌汁、漬け物を毎日食べる
お米は、稲作と共に歩んできた私たち日本人の体質に合った主食。しかも玄米は、認知症予防効果も期待されるGABAやビタミンB群、鉄分、食物繊維など精米過程で失われてしまう栄養素が豊富です。わが家では玄米を水に漬け、さらに発芽玄米にしてからいただきます。発芽するということは、その玄米が生きている証拠です。
さらにたまに精米したときに出た米ぬかを再利用して、自家製のぬか潰けをつくっています。玄米とぬか漬けはよく噛むことにもつながります。
大豆タンパクがとれる、日本伝統の発酵食品である味噌汁も欠かせません。
日本の気候風土に合ったものを、なるべく自然な状態で感謝しながらいただくこと。これが私の食事の基本です。
3)薬を飲まない
そして薬をやめたこと。それまで常に服用していた頭痛薬をやめたことで、血の巡りは格段によくなりました。これらを通じて生活の質が変わったために、私の血管もそれに応じて若返ってくれたのだと思います。
(宇多川久美子著書:『薬を使わない薬剤師の断薬セラピー』より抜粋)
「健康の自立」をテーマにLINEで情報発信をしています!
私とLineで友達になって健康を情報をいち早く受け取ってみませんか?
今なら宇多川塾生限定動画をプレゼント中!