宇多川久美子公式LINE@言葉のくすり箱アーカイブ2019年6月後半
■2019年6月17日
アメリカ・イェール大学の「読書と寿命」に関する論文をご紹介します
50歳以上の約3600人を対象に
「本を読む人」と「まったく読まない人」のグループに分け
12年の追跡調査したところ
「本を読む人」の方が「全く読まない人」に比べて
約2年近くも寿命が長かったという結果になったそうです
しかも、性別や健康状態、財産、学歴などとは関係なく
本を読むことが長寿につながっていたと結論づけています
また、日本でも
JAGES(日本老年学的評価研究機構)の調査では
「図書館が近くにある人は要介護リスクが低い」
というデータもあるようです
今日は月曜日だから図書館が休館日のところも多いかもしれませんが
梅雨で外出が億劫な日は家で静かに読書…もいいかもしれませんね
■2019年6月19日
前回、「読書をすると寿命が延びる」というお話をしましたが
昨年放送のNHKスペシャル「AIに聞いてみた」でも
おもしろい結果を紹介していました
NHKが開発した人工知能の「AIひろし」は65歳以上、
のべ41万人の膨大な生活習慣や行動のデータを徹底的に学習。
そこから見えてきた、
健康寿命と平均寿命の差を短くするキーワードは
何と!「本や雑誌を読む」だったのです
健康要素の中で、
他の健康要素と最も多くつながっていたのが
「本や雑誌を読む」ということだったのです
本や雑誌を読む人は
「ヨガや散歩のグループに参加」
「外出はほぼ毎日」
「友人とよく笑う」
など非常に多くの健康要素にとつながっていたようです
しかも、
「不健康要素とのつながりが見当たらない」
という驚きの結果でした
本を読むことが趣味だと
家の中にこもって活動的ではないようなイメージですが
本や雑誌を読むことで新たな興味がわき
それが活力になってアクティブに行動できるのかもしれませんね
■2019年6月24日
順天堂大学の研究によって閉経後のやせ型の女性は
高血糖になりやすいことがわかりました
この研究は
20代のやせた女性31人と普通体重の女性13人
50~65歳で閉経後のやせた女性30人と普通体重の女性10人とで
血糖値の上がり方を比較したものです
「やせ」の基準はBMI16以上18.5未満
「普通体重」の基準はBMI18.5以上23未満としています
その結果
20代のやせた女性の耐糖能異常(糖尿病予備群)の割合は
標準体重の女性と差はなかったのに対し
閉経後のやせた女性では
耐糖能異常を示した人の割合が37%に対し
標準体重の女性の割合は17%とかなり差が生じたのです
この調査は「筋肉」の「量」と「質」に関係しているようなのですが
そのことについては次回、詳しくお話しますね
■2019年6月26日
順天堂大学の調査で閉経後のやせた女性について調べたところ
筋肉量が少なく、
また筋肉が脂肪化している質の悪い筋肉の人ほど
血糖値が高いことが明らかになりました
筋肉の量が少ないとブドウ糖を十分取り込めなくなり
脂肪筋になって筋肉の質が下がると
インスリンの働きが悪くなることで
血糖値が高くなると考えられます
筋肉の「量」を増やすには
筋トレを筋肉内の脂肪を燃やして「質」を高めるには
ウォーキングなどの有酸素運動が有効ですよ
また質の良い筋肉を育てるには
しっかりタンパク質を摂ることも大切ですね
適度な運動とバランスのとれた食生活で
筋肉の「質」と「量」を維持していきましょう!
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