私たちの身体は食べたもので作られています。
たとえば、木を材料にして作った家は、竣工後もその家が木から作られたことが分かります。
けれど食べものの場合は、消化吸収され、形を変えてしまいます。自分が食べた大根やニンジンが肌から透けて見えるわけではりませんから、私たちは普段自分が口にする食べものが、自分の身体の材料となっていることをあまり意識していないのではないでしょうか。
私たちの周りにはさまざまな食べ物があります。加工することでおいしそうに見える食べものも多くあります。けれどそれらの食べものがすべて、身体を作る材料として優れているかというと残念ながらそうではありません。
どんなにお腹を満たしても、どんなに味覚を満足させても、その食べものが必ずしも身体にとっていい材料というわけではないのです。
目の前の限られた食べものしかない場合は、選り好みすることはできません。食べられることに感謝して素直にいただくべきです。
成長期を過ぎれば食べる物の質が問われる
しかし、今私たち日本人は食べものを選べる状態にあるのです。
選択の自由に恵まれているのなら単にお腹を満たすだけではなく、単に舌を満足させるだけでもなく、身体の材料の質ということも考慮して選びたいものです。
大人になり、身体の成長が止まれば、成長期よりも身体の材料は少なくて済みます。つまり成長期ほどたくさん食べる必要はなくなるということです。
けれど、その一方で成長期を過ぎれば年々、身体の代謝が悪くなり、体内に毒素をためやすくなります。つまり成長期以上に食べる物の質が問われるということです。
(宇多川久美子著書:『それでも薬剤師は薬を飲まない』より抜粋)
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