薬を使わない薬剤師の“健康自立ブログ”

ペットボトルには、通常の使い方でも環境ホルモンを出す可能性があるって本当?

家でもお茶はペットボトルですか?


今、お茶屋お水はペットボトルが当たり前になっています。外で飲むだけでなく、家でも自分でお茶をいれずに、ペットボトルのお茶を飲む人がいます。本当にいいのでしょうか?

ペットボトルには、通常の使い方でも環境ホルモンを出す可能性があると指摘されています。

環境ホルモンは、体内に取り込まれるとホルモンのような働きをして、本来のホルモン分泌系を乱してしまう化学物質です。

また、ペットボトルには気体を通す性質があるため、空気が入り込んで中のものが酸化しますし、臭気のある環境に置くと内容物に臭いがつきます。お茶をはじめ、多くのペットボトル飲料にビタミンCが添加されているのは、空気中の酸素によって飲料が酸化するのを防ぐためなのです。

ペットボトルの弱いこと


さらに、ペットボトルはアルコールや酸、塩基(アルカリ)、熱などにも弱いことがわかっています。

熱に弱いのに、寒い季節にはお茶などが、ペットボトルごと温めて売られています。蓋がオレンジ色のものは、あらかじめ温めることを想定して作られたそれ用のペットボトルだそうですが、本当に大丈夫なのでしょうか

最近は醤油や料理酒、みりんなどの調味料や食用油なども、ペットボトルに入っています。

ペットボトルに入ったお酒もあります。誰もが知っている大企業の油や醤油やお酒ですから、みんな疑問持たずに買うのだと思いますが、私には身体にいい感じがしません。端的に言えば、イヤな感じがします。

ガラス瓶ならば、何世代も前から使われてきたわけで、身体に害がないことはわかっています。

けれどもペットボトルは、短期間のデータには問題がなくても、今後何十年も経ったとき、あるいは子や孫の世代になったとき、遺伝子レベルで何らかの問題が起こらないとは限りません。

新薬と同じで、新たに登場してきたものの本当の危険性は、何十年も経たなければわからないのです。ペットボトル飲料を飲むのが当たり前とか、調味料やお酒がペットボトルに入っているのが当たり前だとは、思わない方がいいのではないのでしょうか。

(宇多川久美子著書:『薬を使わない薬剤師の「やめる」健康法』より抜粋)


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