よかれと思ってしたことが、よくないこともあります。
子宮頸がんワクチンについてもう一度考えてみませんか?
なぜ子宮頸がんワクチンは促進されたのか?
子宮頸がんワクチンは重篤なケースを含めて副作用が次々と報告されたため、現在では厚労省が「積極的な接種勧奨の差し控え」としています。それは、接種を促すハガキを送ったり、各種団体を使って接種の呼びかけは行わないということです。
そのため、子宮頸がんワクチンを打つ人は激減したと思われますが、定期接種そのものが中止されたわけではありません。希望すれば接種を受けられる状態ですから、知らずにワクチンを打ってしまう人がいないとも限りません。再びこの危険なワクチンを接種する人が出ないように、ここでもご紹介しておきたいと思います。
子宮頸がんワクチンは、日本では2009年に医薬品として承認されましたが、当初は接種費用が4~5万円と高額だったために、普及しませんでした。そこで厚労省は2010年に「ワクチン接種緊急促進事業」を実施し、自治体に助成金を出して接種を促進することにしたのです。市民団体なども「ワクチン無料化」の署名を集め、子宮頸がんワクチンを積極的に受けられるように働きかけました。
その結果、女子中学生は無料もしくは低額で接種を受けられることになり、一気に接種する人が増えました。また、注射で女性特有のがんが防げるということで、マスコミも大々的に取り上げたため、接種が有料の18歳以上の人たちにも広まっていきました。
ところが、接種が広まるにつれて、副作用の報告が次々に上がってきたのです。
その内容は・・・
・発熱
・手足の痛み
・失神
・四肢の運動能力低下
・歩行不能
一次的なものから重篤かつ回復の難しいものまで様々でした。
2011年には接種後に中学生が亡くなったという報告も出ました。亡くなった女の子は心臓に持病があったため、ワクチンとの関連性はないと結論づけられましたが、体内で何らかの化学反応が起こらなかったと言い切ることはできないと思います。
しかも子宮頸がんワクチンが、本当に子宮頸がんを予防するかどうかも疑問です。
子宮頸がんの原因ウィルスは感染しても90%が自然に消滅
子宮頸がんの原因とされているのは、ヒトパピローマウイルス(HPV)ですがこれは性交渉によって感染します。HPVは非常にありふれたウイルスで、通常、人の免疫により自然に排除されます。感染の70%が1年以内に消失し、90%が2年以内に消失するといいます。つまり普通に体力があり免疫力が備わっていれば、ウイルスに感染しても子宮頸がんを発症する事はありません。
接種対象から大人の女性がはずされているのは、性交渉の経験がある女性はほとんどが一度は感染して抗体を持っていると言われているためです。ですので、大多数の女性は、感染しても自分の免疫力でウィルスを退治でき、発症に至らず子宮頸がんにはならないのです。
厚労省は、ここ20年間で若年者の感染が増え、子宮頸がんで亡くなる人が1.5倍になったと言っていますが、もしそれが本当なら、それは感染する人が増えたからではなく、免疫力が低い人が増えたからでしょう。
感染することと発症することは別問題であり、免疫力が高ければ、感染しても発症しないのです。
ワクチンを打つよりも先にするべきことは?
子宮頸がんワクチンが話題になっていた頃、私がいちばん危惧したのは、若い女性の生活全般に悪影響が出るのではないか、ということです。このワクチンは、そもそも効果自体も怪しいものですが、若い女性が「私はワクチンを打ったから、もう大丈夫。避妊しなくてもHPVはうつらない」と思い込んでしまったら、なおさら困った事態になると思ったのです。
そんなことになったら性生活も乱れるでしょうし、免疫力を高めてウィルスを排除できるような身体を作る必要もありません。それでは逆効果です。
ワクチンを推奨するよりは、多くの大人が発症しなかったのは免疫力があったからだということを、しっかり伝えた方がいいのではないでしょうか。食事もきちんとしなきゃダメだよ、避妊もちゃんとしなきゃダメだよと教える方が、よほど役に立つと思うのは老婆心でしょうか。
ワクチンを打てば病気にかからずに済むなら、その方が生活全般を改めるよりもずっと簡単です。けれども、ワクチンはその病気にしか対応していませんし、だいいちワクチンそのものが危険です。生活を変えるのは大変かもしれませんが、ワクチンと違って安全ですし、あらゆる病気の予防策になります。一度改善してしまえば、その効果はずっと続くのです。
宇多川久美子著書:薬を使わない薬剤師の「やめる」健康法より抜粋
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