岡山大学のグループの研究によって、早食いの人は早食いではない人よりも4.4倍肥満になりやすく男性は女性よりも2.8倍肥満になりやすいことがわかりました。
早食いということは噛む回数が少ないということですね。
この研究で興味深い点は、油っこいものを好んで食べることや満腹まで食べることなど
他の食習慣より肥満になる傾向がより強いということです。
つまり「何をどれくらい食べるか」も大切ですが
それ以上に早く食べる方が肥満に影響するということです
年齢とともに基礎代謝が低下するので、昔と同じ食事を摂っていても太りやすくなり
肥満から高血圧や糖尿病などの生活習慣病などにもつながりますから
ゆっくりよく噛んで食べることが大切ですね。
早食いは習慣なので、今すぐ、ゆっくりと食事をしてしっかり噛む習慣を作りましょう!
噛む習慣を改善することで、生活習慣病を予防することもできるのです。
まずは「噛む」ことをしっかり意識しましょう!!
同大学のプレスリリースでは「早食いを自覚する者は、そうでない者よりも一口当たりの量が多く
かむ回数が少ない傾向がある。」としています。
一口にたくさん詰め込まず、そしてよく噛むこと!
口腔ケアや肥満治療の分野で一口20~30回咀嚼することが推奨されていますが
しかし一口に入れる量が少なく30回噛むのというのはなかなか難しいものですね。
「一口30回咀嚼」を実践する研究が終了したあと、この習慣を継続している人の割合は少なかったものの半数が「一口20回咀嚼」を実践し、健康に対する意識が好転したという報告もあります。
早食いの習慣に自覚がある人は、まずは「噛む」ことをいつもより多くする努力をしてみましょう。
よく噛むためには、たとえばカレーならジャガイモやにんじんなどの具を
いつもより大きめにしたり、具材の中に歯ごたえが残るものを入れる
こんにゃくなど弾力のある食品や乾物などを利用する。白米を玄米に変えてみる。
など工夫しながら実践してみましょう!
ゆっくり噛んで食べるという食習慣は、大人の問題だけでなく
こどものうちから身につけておくことが大切ですね。
これが今問題となっている子供の肥満や、あごの発育や口腔ケアにも関わってきます。
大人の早食いの習慣は、子どもの頃からでなかなか改善できないという声もよく聞きます。
お子さんがいる方はお子さんと一緒に正しい「ゆっくりよく噛んで」という食習慣を
しっかり身につけましょう。
「よく噛む」ことは、お金はかかりませんし誰でも今からすぐにできることです。
早食いであまり噛まずに食べているようなら今日から「よく噛む」ことを意識してみませんか?
明日は、しっかり噛めるようになるコツをお伝えします^^
今日も感謝して感動して食べる「感食」の気持ちを忘れずに!!
(文=宇多川久美子)
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