現在、日本人の死因の1位は「がん」で、死亡者数のおよそ3割を占めています(2015年、厚生労働省人口動態調査)
その「がん」は生活習慣病のひとつです。
「生活習慣」というと、食生活や睡眠状態、運動の有無などを思い浮かべるかもしれません。
しかし、生活習慣とはその人の「嗜好(しこう)」と「思考(しこう)」から形作られています。
「嗜好(好みやたしなみ)」だけでなく、本人の「思考」、つまり物のとらえ方や考え方も生活習慣であると私は考えます。
つまり病気は「嗜好」と「思考」から生じているのです。
「思考」が働きかけることで「嗜好」を変えることもできます。
「嗜好」を変えることで「思考」が変化していくこともあります。
急性疾患や外傷の場合なら、ダメージを受けたその部分だけを治療することで、治癒力を高めることもできるでしょう。
しかし、「がん」も含めた慢性疾患は、生活習慣、つまり嗜好と思考が大きく影響しているのです。
そのことに考えが至らないと、生活習慣病は快方に向かいません。
ダメージを受けた臓器だけではなく、人間全体をみなければ治癒には至らないということに、まずは気づくことが大切です。
(文=宇多川久美子 「薬剤師は抗がん剤を使わない」より抜粋)
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