薬を使わない薬剤師の“健康自立ブログ”

増え続ける国民医療費。その原因のほとんどが自然治癒する病気??

高齢化に伴い、日本の医療費は年々増加しています。
厚生労働省の発表によれば平成24年の医療費は39兆2500億円。11年連続の増加で過去最高更新しています。

平成24年国民医療費

「国民医療費」は、当該年度内の医療機関等における保険診療の対象となり得る傷病の治療に要した費用を推計したものである。
この費用には、医科診療や歯科診療にかかる診療費、薬局調剤医療費、入院時食事・生活医療費、訪問看護医療費等が含まれる。

1人当たりの国民医療費は前年度比5,600円(1.9%)増の30万7,500円となり、同じく6年連続で過去最高を記録したことになります。
年齢別に見ると、65歳未満は同2,300円(1.3%)増の17万7,100円、65歳以上は同3,700円(0.5%)減の71万7,200万円となります。
国民医療費の総額を年齢階級別に見た場合、
0~14歳は2兆4,805億円(構成比6.3%)
15~44歳は5兆2,068億円(同13.3%)
45~64歳は9兆4,384億円(同24.1%)
65歳以上は22兆860億円(同56.3%)となります。
(厚生労働省平成24年国民医療費の概況から)

薬剤費はこのうちじつに30%を占めているといわれています。
一方、医薬品の健康開発は日々たゆまず行われ、より効果が高いとされている新薬が次々と生み出されています。
もしも薬によって保温等に病気が治るなら、医療費は減少しているはずです。けれど、そうでない現状があるからこそ、医療費は年々増加し続けているのです。

病気とひとくくりに言いますが、病気にも種類があります。
それは、自分の力で治せる病気と医療の力で治すべき病気です。
自分の力で直せる病気は、代表例が風邪です。
そしてなんと、一般的な病院で日常診療している病気の70~90%が、自分の力で治せる病気なのです。
つまり、日本では病院に行く必要のない人たちがこぞって病院に行き、そこで
処方された薬を多くの人達が日常的に服用していて、それによって医療費が大きく膨らんでいるのです。

とはいえ、自分の力で治せる病気の場合は絶対医師にかかるな、と言いたいわけではありません。
まずは、病気と呼ばれるものの多くは、自分の力で治すことができるということを知ってほしいのです。
自分で直せるということは、裏を返していえば、医師ではなく、自分でしか治せないということなのです。
もし、日本人一人ひとりが、自分で治うという意識を持ったなら、健康を維持する人は増え、膨らみ続ける医療費にブレーキがかけられるのではないでしょうか?
(文=宇多川久美子 「それでも薬剤師は薬を飲まない」より)


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