今話題の「酢玉ねぎ」テレビや雑誌で紹介されて作ってみた方も多いかもしれませんね
ネットの投稿をみていても、色々な作り方がありますが
ちょっとした違いで効果に差がでることに…
本文の最後に作り方の注意点挙げていますよ
なぜ「酢玉ねぎ」なのか?
タマネギの辛味成分である「硫化プロピル」は、血液中に含まれる糖の代謝を促進することで、血糖値の上昇を防ぐ働きがあることで注目されています
硫化プロピルは生のタマネギに多く含まれ、非常に気化しやすいので息を吸うだけでも体内に吸収されると言われています。
タマネギに含まれる香り成分「アリシン(硫化アリル)」はビタミンB1と結合しアリチアミンとなることで、ビタミンB1の吸収促進やビタミンB1の働きを長時間持続させる作用があり、疲労回復・不眠解消・集中力アップに役立つと言われています。
また胃の消化液の分泌を活発にして胃腸を強化する作用や、殺菌作用もあります
さらに、「硫化プロピル」や「アリシン(硫化アリル)」などの硫黄化合物にはコレステロール値を下げるだけでなく毛細血管を広げ血流を改善する効果があります
玉ねぎを食べると血液がサラサラになると言われるのはこの硫黄化合物の働きによるものなのです。
タマネギは血液サラサラ効果に加え血液循環もよくなるので冷え性にも良い食材ということですね。
また、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維をバランスよく含み、オリゴ糖も含まれているので、普段の料理にプラスして行くことで便秘の予防・解消効果も期待できます。
実は、玉ねぎに含まれる硫黄化合物は水に弱いため、玉ねぎを水にさらすと溶け出して無くなってしまいます。
タマネギの辛みを抜くために水にさらす方も多いと思いますが、辛みがなくなるということは、この有効な成分もなくなるということですね。
ですから長時間水にさらすのは避けたいのですが、そこで登場するのが「酢」です
酢と合わせることで辛味が気にならなくなるのです
「酢」の主成分は酢酸ですが、それ以外にクエン酸、リンゴ酸、コハク酸や、たんぱく質を構成する多種のアミノ酸など60種類以上の有機酸が含まれています。
こうした成分が、「クエン酸回路」を活発にして、摂取した食べ物をエネルギーに変えるのを助けてくれるのです。
酢には、血液をサラサラにする効果もあると言われていますし、ほかの食品の消化吸収を良くし、減塩効果もあり、調味料として使うことで、料理の油っぽさを和らげたり、肉を柔らかくしたり、魚の臭みをとるなどの優れた効果を発揮します。
そんなタマネギと酢を使って作る「酢玉ねぎ」の作り方はいたって簡単!
スライスした生のタマネギを保存ビンに入れて酢を入れるだけ!!
保存ビンの形状にもよりますが、目安としてはタマネギ中1個に対して酢200㏄
お好みでハチミツなどをプラスして
とっても簡単な「酢タマネギ」ですが
これだけは押さえておきたいポイントがあります!!
① スライスした玉ねぎは水に長時間さらさないこと
上記のとおり、血液サラサラの大切な成分、硫黄化合物が水に溶け出てしまいます。
② スライスした玉ねぎはしばらくそのまま放置してから漬ける
硫化プロピルは空気に触れて酸化することで「トリスルヒィド」に変化していきます
トリスルフィドは中性脂肪・悪玉コレステロールを低下させ、血液をサラサラにする作用があると言われています
③ 酢は必ず醸造酢を使う
酢には、『醸造酢』『合成酢』『加工酢』の3種類があります。天然原材料を用いた醸造酢を使うことでより効果を発揮します(酢玉ねぎだけでなく普段の料理でも!)
私はいずれも天然醸造の穀物酢・黒酢・リンゴ酢などで「酢タマネギ」を作りましたが
一番口当たりがよいのはリンゴ酢ですね
リンゴ酢ならビンに残った酢液にハチミツを入れて水や炭酸で割ってドリンクとしても美味しく飲むことができますよ
作った酢タマネギは冷蔵庫で一晩ねかせれば使えますが、3日目くらいから味が染みて美味しくなります
冷蔵庫で保管していても10日くらいで食べ切るようにしましょう!
またアリシンは熱に弱く加熱調理で失われてしまうとされていますが、加熱する前に20分程度空気に触れることで熱に強い成分へと変化すると言われていますので、切ってから時間をおいて加熱料理を行うようにしてください。
お酢と玉ねぎを合わせた酢玉ねぎには、高血圧や糖尿病、動脈硬化などの予防効果があるほか、便秘や肥満の改善などダイエットにも効果的!!
さらに免疫力アップの効果もあり、まさに万能薬のような食品です。
さらに「食物繊維」も豊富に含まれているので、腸内環境を整えてくれます。酢には大腸の健康を保つことが出来る成分が配合されているので、玉ねぎと一緒に摂取することで効果を倍増させることが出来るのです。
黒酢玉ねぎには玉ねぎの細胞を切って壊すので、酵素が働きます。抗酸化作用のある「硫化アリル」にも変化するので、血液の流れを改善してくれます。さらに炒めることで香り成分がさらに動き出し、血液をきれいにする効果を保つことが出来ます。
また玉ねぎに含まれているビタミンB1は脂質と糖質の代謝に欠かせないもので、酢と混ざると血糖値の上昇を抑えます。血液中に過酸化脂質が増加するのを抑え、糖化やカルボニル化を抑えてくれます。
誰でも簡単にできちゃう酢玉ねぎの作り方
③玉ねぎの水気を切って塩を振りかけ、よく混ぜ、密閉できる容器に入れたら、玉ねぎが浸かるくらい酢を入れる。
⑤容器にフタをし、冷蔵庫で保存する。漬けて5日目くらいからが食べごろで、冷蔵庫で10日ほど保存できますよ♪
黒酢玉ねぎの作り方は玉ねぎの繊維や細胞を壊すようにカットして、30分以上 外の空気に触れさせます。
鍋に酢とはちみつを入れて沸騰させ、さらに玉ねぎを加えて加熱します。
出来上がったら保存瓶に入れて、冷蔵庫で寝かせます。
お酢は傷みにくいから使いまわしても大丈夫だと考えている方もいらっしゃると思います。
しかし、玉ねぎをお酢に漬けることで、玉ねぎの水分がお酢の中に出てしまい、雑菌が繁殖したり傷んだりということもあります。
必ずしも1回で食べてしまわなければいけないわけではありませんが、続けて使うなら1、2回にしておくと良いでしょう。
お酢に濁りがないか、味がおかしくないかなどを確認して使ってくださいね☆
玉ねぎ酢で残ったお酢をどうしようかと迷っている方は、ぜひ参考にしてください♪
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