薬を使わない薬剤師の“健康自立ブログ”

国民的大反響??週刊現代を読んで「やめた人がこんなにいるのに」・・・。

まだその手術を受けますか?
まだそんな薬を飲みますか?

すごいタイトルを目にして、つい手にしてしまった方も多いと思います。
取材を受けお話しした内容が記事になっています。
といっても目新しいことを言ったわけではありません。
ジェネリックについてもう一度考えてませんか?

これを聞いたら絶対に飲まない!「見た目は国産、中身は中国産。」悲しいジェネリックの真実


ジェネリック(後発薬)とは、特許が切れた先発薬のコピー商品のことです。
最大の特徴は、価格が安いことにあります。
「ジェネリック」というと聞こえがよく、格好よく感じますが、医療者の間では「ゾロ薬」とも呼ばれます。
先発薬の特許切れを狙ってゾロゾロと姿を現すからです。
以前は人気のなかったジェネリックも、最近ではシェアの6割以上を占めるようになりました。年々膨張する日本の医療費は、40兆円を超すまでに膨れ上がっています。
政府はこの現状に歯止めをかけるべく、安価なジェネリックへの移行を推進し、施策を次々に打ち出しています。
しかし、ジェネリックは本当に安全なのでしょうか。
一つの薬の開発には、十数年もの時間と、数百億円もの資金が投じられます。抗がん剤は1000億円を超すこともあります。反面、薬の製造コストはわずかです。ほとんどの薬は石油を原材料とするので、コストがかからないのです。
某大手製薬会社の研究所の元所長から聞いた話では、会社で製造するあらゆる薬は原価1%に収められているそうです。これはこの会社に限ったことではありません。
にもかかわらず薬の販売価格が高いのは、莫大な開発費を回収するためです。

一方、ジェネリックは先発薬のコピー品ですから、開発に時間も大金も要しません。
ここに一つの問題点があるのは確かなことです。すべてがそうであるとは限りません
が、「安かろう、悪かろう」という一面は隠しきれません。
ジェネリック薬品メーカーの中には、先発薬より評判のよいジェネリックをつくる優秀な会社もあります。
形状を飲みやすくしたり、誤飲を防ぐために錠剤に薬名を刻んだりなど、独自の工夫を加える発展的な会社もあります。
しかし一方で、薬のコーティングや品質維持などの技術力が低い会社もあります。
ジェネリックはコピー商品とはいえ、同じなのは主成分だけで、それ以外の技術はメーカーによってかなりばらつきがあるのです。

なかには、外国産のジェネリックを輸入し、自社のパッケージに詰めて販売している会社もあります。見た目は国産、中身は外国産というジェネリックは、国内で流通
するものだけでも、約5割を占めています。

主要な輸入先は、韓国と中国です。韓国は中小企業の技術力が低いうえ、安全面への配慮が十分でない体質があります。
中国が安全性の無法地帯であることはご存じのとおりです。以前、下水道からくみとった油を原料に抗生物質を製造し、その一部が日本に輸出されたことがあったことも事実です。

ジェネリック、患者ができること


私はジェネリックを全否定するつもりはありません。ただ、服用を考えるならば、どのジェネリックが評価されているのか、自ら積極的に情報を得ることです。
そのためには、ジェネリックに詳しい薬剤師に相談することです。最近、「かかりつけ薬剤師」の制度化が話題になっていますが、まずは、懇意にしている薬局の薬剤師に相談してみましょう。ジェネリックの知識を積んでいる薬剤師と出会おうとする努力は、患者さん自身に必要なことです。
ジェネリックを無難に選べればよい、という人には「オーソライズド・ジェネリック」というものもあります。
先発薬のメーカーがつくったジェネリックで、製造元はメーカーの子会社か提携会社になっています。先発薬と同じ原料と添加物を使い、同じラインで製造されているため、先発薬と同じか、それに近い効果を期待できます。

大手の製薬会社がオーソライズド・ジェネリックをつくるのは、先発薬のシェアをできる限り保ち続けたいと考えるからです。

(文=宇多川久美子 その「1錠」が脳をダメにする 薬剤師が教える 薬の害がわかる本 (SB新書) より抜粋)

週刊現代で取り上げていただいたインタビュー
「先発薬もジェネリックも基本的に同じ副作用がありますが、ジェネリックに変えたことでじんましんや発作などのアレルギー症状が出る方もいらっしゃいます。
また、どの薬も『プラシーボ効果』(思い込み)が重要だと言われていますが、ジェネリックに変更したことで精神的な影響から薬が効かなくなることもある。これでは副作用のリスクだけ抱え意味のない薬をのんでいることになります。」
「ジェネリックは確かに安いです。でも安いからこそ『おかげで薬をやめなくて済む』と思う人がいるのも事実です。ただ単に薬の値段を下げることは『薬をやめよう、薬を減らそう』という根本的な発想を妨げているような気がします。
(週刊現代9月10日号より抜粋)


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