国際感食協会事務局の美化輝ちえです。
次回宇多川塾『検査が病気を作る!? 検査について考えよう!』で開催されます。
このテーマがスタッフミーティングに出てから、
私の身に起こったことを、
昨年、12月の下旬に検診を受けました。
検診結果は元旦の年賀状とともに送られてきました。
血液検査やレントゲン、問診は必須項目、オプションで検便とエコー検査です。
判定は「A」=「今回の検査で異常ありません」でした。
ところが、総合指導の欄に
「便検査の結果、異常を認めます。大腸カメラ検査を受けてください」
便検査の異常??
大腸カメラ検査??
想定外の文字を見た瞬間、苦しいものが降りてきました。
それにしても
元旦の朝に検査結果が届くなんて、病院担当者のセンスを疑いましたね。
前回の検便からは少なくとも5年以上は過ぎていました。
私は快便ですし、刺激物は口にしない腸に優しい食生活なので、腸に関して心配事はありませんでした。腹痛の経験も少ないと思います。
まさか大腸の異常などとは思っていませんでした。
大腸カメラの苦痛は周りの人から聞き及んでいましたので、
大腸カメラは受けない!と決めていました。
不意の検査結果にいろいろ
大腸ガンをネット検索したり
でも、
「異常を認めます。大腸カメラ検査を受けてください」が脳裏に浮かぶのです。
1週間後、検査結果を持って受診しました。
検診を受けた総合病院ではなく、開業医さんを調べて受診しました。
なぜ、開業医さんを選んだのか
・大腸カメラの検査の手技の評判
・大腸ガンが判明したことを考えた時イメージできたのが開業医さんだったから
先生に
「便検査の異常って何ですか?」と尋ねると
「血便です。見た目では気づけません」
「腸内にポリープが出来ていて、出血している可能性があるってことですか?」
「カメラで検査してみないとわかりません」
でした。
便検査では何もわからないんだ。
どんな大きさかも、どれくらいの量かも、その原因がポリープなのかどうかすらも・・・
私の中の不安を消すには、大腸カメラを受けるしかない、そんな状況になり
絶対受けないと決めてたはずの大腸カメラ検査を3日後に予約しました。
大腸カメラの苦痛は話に聞くより、はるかに苦痛でした。
腸洗浄液2リットル、水を1リットルを5時間程度で飲むのは、まさに拷問です。
トイレを何十往復もして気力も体力も消耗していきます。
腸洗浄を自宅でするか、病院でするかは選べるのですが、
おそらく自宅なら挫折したか、5時間の中で飲みきることはできなかったでしょう。
それほどの異常な水量です。同日検査のもう一人の女性は2リットルで嘔吐が始まり、ドクターストップでした。
この苦痛を乗り越えて、大腸カメラの挿入です。
モニターで自分の腸内の様子を見ながら、説明を受けながらです。
私は2つの小さなポリープがありました。
ポリープといっても腸の凹凸なのかコブなのか、説明されなければわからない程度です。
組織検査のためと、少し切除しました。
神秘的な腸の様子を見ながら、生命の力強さを感じていました。
また、50年以上も生きているんだから、イボや吹き出物の一つくらいできるわ
って、考えていました。
検査を終え
「2つポリープがありました、見た所悪いものではなさそうですが
組織検査を出しますので2週間後に結果を聞きにきてください」
との説明でした。
「血便の原因はこのポリープだったということですか?」
の質問には回答はありませんでした。
自分の目で見たポリープにほぼ突起はなかった。そこを便が通過するだけで出血するのだろうか? ピンセットのようなものでポリープの一部を引きちぎる様子からするに、そんなに繊細なものとは思えなかった。そこを通過する便で擦り取られるの?
私は便検査で血便があったことにも疑念を抱いていた。
それでも、病院を出た時の気持ちはこの10日間より明らかに軽やかになっていました。
今回、私に起こったことを振り返ると
通常の時期に当たり前の検診を受ける
↓
予想外の結果に困惑、意思混乱
↓
不本意な大腸カメラ検査を選択
↓
検査前の拷問のような腸洗浄で病人の気分
↓
大腸カメラ検査一連にかかった費用15000円
↓
検査結果は異常なし
一連を経験して
*「異常あり」の検査結果も想定していたら、腸に何の不安も抱いていない私は便検査を受けなかっただろう
*「異常を認めます。大腸カメラ検査を受けてください」には「異常なし」も含まれているという事実
*腸洗浄という人工的な下痢が原因なのか、直後から味覚が変わった。
先日、組織検査の結果を聞きに受診しました。
「2つのポリープは今のところ良性です。ただ1つは4ミリほどの大きさで、
4ミリ以上のポリープはがん化の可能性があると言われています。
1年後に大腸カメラで再検査して、残っているようなら切除しましょう。
この切除は手術適応になります。小さくなっていく可能性もありますので、その場合はしません」
でした。
今回の宇多川塾のテーマ
『検査が病気を作る!? 検査について考えよう!』
私のために設定されたかのようなテーマです。
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