薬を使わない薬剤師の“健康自立ブログ”

ちゃんと知っておきたい薬の事。「ジェネリック医薬品」ってどんなもの?処方編

「どのジェネリックを飲めばいいですか?」「安全なジェネリックはどれですか?」という質問をよく受けます。しかし、一概に答えることができません。上記の効き目や添加物の違いによって影響が出るのか、まったく出ないのかは、症状によっても、人によって異なるからです。同じジェネリックを飲んでも「安いし、よく効くし、何の問題もない」という人もいれば、「湿疹が出たから、もうやめるわ」などと何らかの不調を訴えてくる人もいました。その人の湿疹の原因がジェネリックにあったかどうか、本当のことはわかりません。ただ一度でもそういう経験をすると、「やっぱりジェネリックより先発品」と思われる人も少なくありません。

自分で選べるジェネリック


ところで、病院で出された処方箋を薬局に持っていくわけですが、処方された薬をジェネリックにするか先発品にするかはどう決められるのでしょうか?

薬局で処方箋を出すと、薬剤師から「ジェネリックにしますか?」と聞かれることがあります。この場合、処方箋には薬の商品名ではなく、成分名が書かれています。

たとえば、みなさんご存知のロキソニンですが、「ロキソニン」は商品名です。成分名は「ロキソプロフェンナトリウム」です。医師が処方箋に「ロキソニン」と書いていれば、薬局では「ロキソニン」が処方されます。「ロキソニン」は先発医薬品です。しかし処方箋に成分名「ロキソプロフェンナトリウム」と書いてあれば、「ロキソニン」または、ロキソニンのジェネリック医薬品が処方されます。

ジェネリックとはGeneric(一般的な)という意味で、成分名のことを意味します。「ロキソニン」は人気の薬ですので、ジェネリックには30品目以上あります。有効成分と含有量はどれも同じです。添加物については先発品と違うジェネリックもあれば、同じものもあります。

処方箋に成分名が書かれている場合、通常は、その薬局が扱っているジェネリックが処方されます。ただし、これは案外知られていないことだと思いますが、患者さんから飲みたいジェネリックを指定することもできます。患者さんの中には、お気に入りのジェネリックが決まっている人もいるのです。薬は安心して飲めてこそ効果を発揮するところがあり、お気に入りの薬を変えたくないという気持ちもわかります。そこでもし、薬局に自分のお気に入りのジェネリックの扱いがなかった場合は、注文することもできるのです。ただ、その場合は取り寄せになるので、その場では受け取ることができません。

また、処方箋に「商品名」が書かれていても、ジェネリックに変更できる場合もあります。その見分け方は、処方箋の「変更不可マーク」欄です。病院側でそこにチェックをつけていたら、変更不可。つまりその商品名の薬しか処方できません。しかし、チェックがついていなければ「変更可」なのです。患者さんが薬局に行って、「ジェネリックに変えてもらえますか?」と言えば、ジェネリックに変えてもらえます。

次回は“ちゃんと知っておきたい薬の事。「ジェネリック医薬品」ってどんなもの?応用編”をご紹介します。


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