薬を使わない薬剤師の“健康自立ブログ”

がんは生活習慣病!抗がん治療の副作用はがん。生活習慣を変えることを第一に考えませんか?

日本人の男性の62%、女性の46%がががんになります。年間85万人ががんに罹り、年間36万人以上ががんで亡くなるというデータは皆さんご存知のこと。
言い方を変えればほとんどの人ががんにってしまうということです。
なってから戦う「闘病」よりもならない方法を知っておいて行動することが重要ではないでしょうか?

がん細胞は日々つくられている


がんはもともと自分の細胞です。そして、健康な人の体内でも、がん細胞は一日に 5000個ほど発生しているといわれています。
がんは遺伝子(DNA)が傷ついて起こる病気です。細胞が分裂するときに、遺伝子のコピーが行われますが、その際に間違って「遺伝子の突然変異」を起こしてしまうことがあるのです。
これががん細胞です。通常は「がん抑制遺伝子」や免疫細胞の「リンパ球」が増殖をとめてくれるのですが、たまたまこれらの働きが十分でないと、がんは活性化して臓器に「腫れもの」をつくります。これが「がん(悪性腫瘍)」です。
ちなみに、良性のものは、ポリープといわれます。

このような遺伝子のコピーミスを引き起こす物質がいくつか知られています。たばこはその最たるもので、20歳未満で喫煙を始めた人は、吸わない人の6倍も肺がんでの死亡率が高くなるといわれています。
その他には、塩辛いものにも注意が必要ですし、適切な体重維持も必要とされています。

がんを防ぐための新12か条

「がん研究振興財団」の「がんを防ぐための新12か条」を見てみましょう。

1条 たばこは吸わない
2条 他人のたばこの煙をできるだけ避ける
3条 お酒はほどほどに
4条 バランスのとれた食生活を
5条 塩辛い食品は控え目に
6条 野菜や果物は豊富に
7条 適度に運動
8条 適切な体重維持
9条 ウイルスや細菌の感染予防と治療
10条 定期的ながん検診を
11条 身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
12条 正しいがん情報でがんを知ることから

要はバランスのとれた食事をし、たばこを吸わず、適度に運動をするということです。
これができていないことでがんになるとしたら、 「がんは生活習慣病」といって間違いないですよね。

高齢化がもう一つの原因


1981年にがんは脳卒中を抜いて、死因の1位になりました。その原因は急速に進む高齢化です。
歳をとると、細胞分裂での間違いも増えます。実際にがん細胞が大きくなるには、10年、20年という年月が必要です。
若い人にがんが少ないのはそのためです。
また、歳をとると免疫機能も低下していくので、発生したがん細胞を退治することができなくなってしまうのです。それがお年寄りに、がんが多い理由です。
がんは老化に伴って増えているのです。

がんではなく風邪で死亡の怪


免疫力といってもピンとこない方のために、代表的な免疫細胞である「リンパ球」のお話をしましょう。
健康な人のリンパ球は、白血球の35%前後を占めています。
よく話題になる ナチュラルキラー細胞(NK細胞)も、リンパ球の種類の一つです。

血液に乗って全身を巡るリンパ球ですが、特に腸に集中し、哺乳類特有の免疫器官である「パイエル板」というリンパ組織をつくっています。そして有害なものが体内に侵入したり、がん細胞のように体内で発生したりすると、攻撃の準備をするわけです。
腸が免疫工場といわれるゆえんです。
健康な人であればこのリンパ球が、がん細胞の増殖を防いでくれます。しかし、 白血球の中のリンパ球の割合が30%を切り、10〜20%に低下すると(つまり免疫力が低下すると)、増殖を防ぎきれなくなってしまうのです。

薬は免疫力を下げる


今までもお話ししてきたように、薬は体温を下げ、免疫力を低下させます。
ですから、免疫力が何より必要ながん対策に、薬を使用するというのは、賢い選択とはいえません。
例えば抗がん剤というのは、4週間でがん細胞が小さくなったら「効く」と定められています。確かにがん細胞だけを見れば、小さくなったかもしれませんが、その他の正常細胞がどうなっているのかについては、見ていないのです。

腫瘍の消失が4週間以上続いた場合を「完全奏効」といいますが、目に見える範囲での腫瘍の消失ということで、目に見えないがん細胞が残っている可能性はあります。 完全奏効という判定になっても、その後もその状態が保証されるわけではありません。

また、胃のすぐ後には免疫工場の腸が控えています。強い薬を服薬すれば、腸で吸収される際に大切な免疫細胞を破壊していくことでしょう。
抗がん剤治療は薬剤が全身に行き渡るため、画像検査などで確認されていない微小な病変に対しても、効果を発揮してくれるという長所があります。しかし、抗がん剤を投与する必要のない臓器までがダメージを受け、全身の副作用となって現れるというデメリットもあるのです。

抗がん剤の主な目的は「がん細胞の増殖を抑える」ことです。やはり薬の目的は「抑える」がメイン。
「治す」ではないのです。大抵の場合は成果を上げるために、手術や放射線治療と併用することになります。

がん細胞だけに働く薬の開発がさかんですが、現在のところ副作用のない薬はありません。
がん細胞だけを攻撃してくれればいいのですが、薬は正常な細胞も同じように攻撃してしまいます。
そのため「体力が弱っている」と抗がん剤を使いにくい、というのは、なんだか皮肉な話です。

薬は身体中の免疫を抑制し、さまざまな副作用を起こします。吐き気や痛みが原因で食事がとれなくなり、さらに免疫力が低下するという悪循環に。
実際にがんそのもので亡くなる人は少なく、抗がん剤の使用による免疫力低下が原因となって「肺炎」や「多臓器不全」を起こして亡くなる人が多いのです。

あるいは、ただの風邪で亡くなる方も。
それほど、抗がん剤というのは強力なのです。

抗がん剤は正常細胞を脅かす


代表的な抗がん剤がどんなものであるかを覚えておきましょう。
使用するかしないかについて冷静な判断をするためには、薬そのものについての知識が必要だからです。

免疫抑制剤

がん治療だけでなく臓器移植の場合にも、拒絶反応を防ぐために投与されるのが免疫抑
制剤です。実はこの免疫抑制効果により、がんの再発率が数十倍、高くなるのです。

分子標的薬

分子標的薬とは、がん細胞に特徴的に発現しているタンパク分子を標的とし、これらの作用を阻害することで、がん細胞の増殖を抑制する抗がん剤です。
これまでの抗がん剤と異なる点は、標的となる分子が明確になっていること。がん細胞を選択的に攻撃すると考えられています。
副作用が少ないと期待されていましたが、標的分子は正常細胞にも一部存在するため、従来型の抗がん剤とは異なる薬剤性肺炎などの重大な副作用もみられます。

ホルモン剤

人間の生殖器にできるがんは、性ホルモンを受け取って増殖する場合があります。このようながんには乳がん、子宮がん、卵巣がんのほか、前立腺がんなどがあります。
ホルモン剤は、性ホルモンの働きを妨げるなどによってがん細胞の増殖を抑制する抗がん剤です。
ホルモン剤はがんの増殖に関係するホルモンを抑制する働きのため、がんを殺すというよりはがんの増殖をとめる抗がん剤といえます。
したがってホルモン剤のみでがんが完全に治癒する可能性はありません。

しかし、病状を改善し、がんの進行を停止させたり遅らせたりすることができるようになります。また、他の抗がん剤のような強い副作用もありません。そこで、ホルモン剤は、手術前や手術後の補助療法として、しばしば用いられています。
ホルモン剤は性ホルモンのはたらきを抑えるため、女性では更年期障害の症状が現れます。また男性には精力や性欲の減退などがみられます。

イレッサの事件

肺がん治療薬「イレッサ」の副作用によって多くの患者さんが間質性肺炎を発症し、死亡しました。
「イレッサ」は、2002年7月、申請から5カ月という異例のスピードで世界で初めて日本で承認されました。
承認前には副作用が少ないと宣伝されていましたが、 2011年9月までに公式発表だけでも834人が副作用の間質性肺炎で亡くなっています。

特に初期の頃に死亡者が集中しており、承認から半年で180人、1年で294人が亡くなっています。
この死亡者数は、他の抗がん剤より著しく多く、「イレッサ」の間質性 肺炎による最近の副作用死亡者数と比較しても10倍近い数となっています。

「イレッサ」は今も肺がんの特効薬として副作用に注意しながら使用されていますが、それは、多くの犠牲者が身をもって「イレッサ」の危険性を示してくれたからに他なりません。 製薬会社や国が責任を果たしたからではないのです。

手術、放射線療法にも副作用がある


健康保険が適用になる標準治療(外科手術、放射線療法、抗がん剤)は、「がんを攻撃する」ことを目的としています。
目に見えるものを取り除いたり、叩けばいい。それが、がん治療の基本的な考え方でした。
ところが、生き残った目に見えないがんはあっという間に勢いを取り戻し、全身に広がります。

がんを叩いても、体内でがんを抑える免疫システムにも打撃を与えてしまったら、結局がんの勢いをとめることはできないのです。
外科手術は分散してしまった微小がんには対応できません。放射線も全身照射はできません。

手術は正常組織も取り除く

手術では、がんとその周囲のリンパ腺を、その周囲の正常組織を含めて切り取るのが通です。
がんの取り残しを防ぐためです。正常な組織までとってしまうので、当然身体は弱ります。

高齢者のがんの場合、手術が避けられる傾向にあるのはそのためです。また、転移しているかどうかは、完全にはわからないので、手術をしても再発することはもちろ んあります。

放射線療法

放射線療法は、放射線を照射した部位に対してしか効果を期待できないものの、副作用もまた局所に限定されることが多いというメリットがあります。
しかし放射線療法では、活性酸素を発生させてがんのDNAを破壊するため、呼吸が浅く酸素供給ができない、血流が悪く酸素を循環できないなどの低酸素の環境では、がん細胞を十分に破壊することができません。
手術、放射線療法いずれの場合も、再発や遠隔転移となれば、基本的な治療法として抗がん剤を使うしかありません。
ところが伝統的な抗がん剤である化学療法剤は、薬剤耐性を招き、効果がなくなるときがきます。
さらに免疫系に打撃を与え、結果的には、がんの増殖を加速させることになります。

手術をしても、放射線治療をしても、がんは再発する


手術をしても、放射線治療をしても、生活習慣を改めない限りがんは再発します。
なぜなら、がんは「自分の細胞が変化」したものだからです。
がんの元は、自分が持っているのです。

がんになったのは、今までの生活習慣ががんを発生させるものだったからです。
ですから、手術や放射線で百パーセント腫瘍を取り除けたとしても、また新たながん細胞が生ま
れてしまいます。生活を変えない限り、がんから逃れることはできないのです。

末期がんで見放された方が助かることがあるのはなぜか


テレビや本、周りの人たちなどから、「末期がんが治った」という話を聞いたことはありませんか?
実際にそういうことは、よく起こります。
なぜなら、末期がんでお医者さんから見放された人々のうち、一定数が薬を使わずに、自宅で好きなことをして余生を楽しむ生活を選ぶからです。
そのため、抗がん剤や手術による免疫力や体力の低下をまぬがれることができるだけでなく、残された時間を存分に生きようという気力が免疫力をアップさせるのです。 これらの相乗効果が「末期がんからの生還」というストーリーにつながるのだと思います。

若いお医者さんに、年配の人が「助けてください」とすがりつく。がんのときにはよく見られる光景ですが、あなたのがんを治すのは、他人ではなく自分自身。
医師に頼っているうちは、本当の意味でがんを克服することはできません。
自分の命は自分で救うことができます。なぜならがんを本当の意味でやっつけてくれるのは、ご自身の免疫力だからです。

「○○でがんが治る」 それって本当?


「○○を食べたらがんが治った」「〜の習慣でがんが消えた」という話がありますが、私は、その情報をただそのまま実践しても、効果はないと思います。 たいてい、その食事や習慣を始めた方は「これで絶対にがんが治る」「これで絶対に治す」と、心の底から信じているのです。
本当に心の底から、です。
私はそこがポイントだと思います。ご自身がどれだけ信じられるかが、その効果を最大限に発揮できるかどうかにつながっています。
「この食べ物はこんなエネルギーがあって、私の免疫力を大幅にアップしてくれているんだ」という強い気持ちを持つことで快方に向かっていく。
「これを食べて生きるんだ」と念じることで、免疫力もアップしていくのです。

治っている人はみんなプラスのエネルギーを発している

治っている人に共通しているのは、強いプラスのエネルギーがあること。
よく笑う、ポジティブに考える。そして自分の命を本当に大切にする。
何か特定の食べ物や習慣ではなく、それを免疫力につなげる強い意志の力、それこそが治癒に必要なものだと思います。
同じ食べ物を食べているのに効かない、というのはそういうことです。受け身で何かをしていても、半信半疑で行っていても、効果はないのです。

休めない人はがんになる

生活習慣病の大敵がストレスであるように、がんの大敵もストレスです。
ストレスは自律神経と深く関係しています。私たちの脳には「脳幹」という蛇やトカゲも持っている原始的な脳があり、ここが自律神経を司っています。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、これらが作用しながら私たちの生活を支えています。

交感神経はいわば車のアクセル。
緊張が必要な昼間はこの交感神経が優位なため、私たちはバリバリ仕事をしたり、子育てを頑張ったりできるのです。
この状態のときには、リンパ球は少なくなります。
夕方から夜になると、ブレーキにあたる副交感神経が優位になり、私たちを眠りへと導いてくれます。
この時、リンパ球は増えてくれるのです。
ストレスは緊張にあたりますから、ストレスがあるということは交感神経が優位な状態です。
夜中2時まで仕事をしているといったようなことが続けば、私たちの身体はいつも交感神経に支配されることに。免疫細胞リンパ球もずっと低いままというわけです。

がんは無酸素で育つ

交感神経が優位な状態でつくられるエネルギーは「無酸素」で、副交感神経でつくられるエネルギーは「有酸素」でつくられます。
例えば100mをダッシュすることを想像してください。このような瞬発力を必要とする運動では、呼吸はほとんどしないはずです。
このような緊張状態、交感神経が優位な状態では、酸素は使われません。一方、マラソンなどは「有酸素運動」といわれますが、こちらは、ゆっくり長い時間をリラックスして走ります。マラソンはたくさんの酸素を必要とします。
そして、実はがん細胞は酸素が大の苦手。ですから、副交感神経が優位の人、つまりゆったりとリラックスする時間を確保できている人の身体の中では、がんは大きくなることができないのです。

リラックスする時間をとれば、がんは寄り付かない

本来副交感神経にバトンタッチするべき夕方以降、毎日残業が続いたり、夜遅くまでテレビや携帯を眺めて脳を緊張させていたり、身体によかれと思って仕事の後に運動をしたり。そういった脳や身体を常に活動させている人は、交感神経が優位な状態が続きます。
常に緊張状態でエネルギッシュに動いている人は、免疫細胞であるリンパ球の値が低く保たれるだけでなく、身体の中のがん細胞が増殖するためのエネルギーをも与えていることになるのです。
現代人が一番苦手なのは、もしかするとリラックスをすること、身体を休めることなのかもしれません。
がん細胞は今まで無限に増えると思われていましたが、「条件によっては」正常な細胞に戻ると考えられています。
がんを生活習慣病と認識し、食事、運動などの生活に気をつけること。リラックスする時間を確保し、副交感神経が優位になる時間をとること。
このような、毎日の過ごし方を見直し、丁寧に一日一日を過ごすことで、がんを遠ざけることができるのです。

もちろん、常に気を抜いて無防備でいることがよいわけではありません。
交感神経から副交感神経へのバランスのよい切り替えが大切なのです。

体温が低いとがんになりやすい

がんにならないためには、体温を上げることも大切です。
最近の研究では、「がん細胞は35度を好み、39・3度で死滅する」ということがわかってきました。つまり、低体温の人はがんになりやすいということです。
最近は若い人だけでなく、子どもにも低体温の子が増えてきています。私の知り合いの娘さんも「何度測っても35度台。風邪を引いて37度にもなると、フラフラしている」と言います。本来、健康な人の平熱は36・5〜37・1度です。体温が1度下がると、免疫力は13〜30%下がるといわれています。
今までお話ししてきたように、がんにならないためにも、なってからも免疫力は必須。特に、すでにがんになってしまった場合、いかにして免疫力を高く保てるかが勝負となります。そのため、体温の低下には十分な注意が必要です。
また、体温が1度下がると、体内酵素の働きも50%低下するといわれています。酵素の働きが悪くなると、消化にも影響が出てきます。食べ物がうまく消化吸収できなければ、身体のエネルギーが不足してしまいます。

筋肉をつけることが大切

平熱は変えられないと思っている方が多いと思います。でも、平熱は変えられます。大 切なのは、筋肉をつけること。
とりわけ身体の内部についているインナーマッスルを鍛え ることです。といっても難しいことではありません。
すぐにでもできるのがウォーキング です。インナーマッスルを鍛えるためには、有酸素運動が効果的。
ですから、ジョギング や水泳、サイクリング、ヨガなどでもかまいません。インナーマッスルを効果的に鍛える ためのベジタサイズ&ハッピーウォークでご紹介しています。
病気などで寝ていなければいけない場合は、特にふくらはぎを意識したストレッチが効 果的です。
ふくらはぎは第二の心臓といわれるように、下半身の血液を押し戻し、血行がよくなることで、身体を温めてくれます。手をグーパーグーパーするだけでも、血行をよ くすることに役立ちます。

身体を温める方法はいろいろある

また、身体を温める食べ物を食べる、シャワーではなく湯船につかる、身体を冷やすよ うな服装をしない、といった日々の生活も大切です。また「温熱治療器」といって患部を 温めることができる医療機器もあります。
がん細胞は低酸素、低体温を好みます。しっかりと酸素を身体に取り込み、血行を意識 して体温を上げる。そのためには日々の生活をどのように送ればいいのかをしっかりと考 えていただきたいと思います。そうすることで、がん細胞が増殖しにくい身体をつくるこ とができるのです。

告知で免疫力がダウンする

告知義務がある現在、誰もががんの告知を受けます。極端に言えば、その告知でがんを悪化させてしまう人がいるのです。
「もうだめだ」「もう死んでしまうんだ」とがっかりしてしまえば、身体は常にストレス状態に置かれ、交感神経が優位な状態に。
免疫力も大幅にダウンしてしまいます。
また、それだけでなく実際に告知を受けると、自殺率は告知後の1年間で20 倍以上に跳ね上がるという報告もあります。
このような結果が出ているのを見ると、本当に告知すべきなのかどうかと疑問が湧いてきます。

2人に1人ががんになる時代。担当をされる医師にとってがんの告知はもはや日常業務になりつつあります。
そのため、別室に呼ばれるでもなく、ざわついた普通の診察室で告知をされ、よけいにショックを感じる患者さんもいらっしゃいます。
医師にとってはいつものことでも、患者さんにとっては一大事。そのあたりの認識のギャップは非常に大きいように感じます。

がんは生活習慣病という認識に立って

告知をされたときに「なんで私が」と思う方がとても多いようです。しかし、ほとんどのがんは人からもらったものでも、うつされたものでもありません。
厳しい言い方かもしれませんが、今までの生活習慣の結果なのです。ですから、「今までの自分」を振り返り、生活を変えることに頭を切り替えなければなりません。

決して運が悪かったわけではないのです。

もし、「がんは不治の病ではない」という認識を私たちがしっかりと持つことができれば、診察室で手短かな告知をされても、きっと受け止められると思います。

「がんは不治の病」と考えること自体、がんの思うつぼ。

ここは、私たちも、「がんは生活習慣病」ということをしっかりと頭において、対応していきたいものです。

先生のために薬を飲まない


高名な先生にかかることができたと喜ぶ患者さんに、よくお会いします。特にがんのような病気の場合、名の知れた先生に診てもらいたい、というお気持ちはわかります。
たとえ同じ治療、同じ薬であったとしても、出す先生が有名ならば、よりよく効く感じがすることもあるでしょう。それ自体は決して悪いことではありません。
ただ、それが「この先生に見捨てられたらどうしよう」という感情になってしまう場合は問題です。
「薬をやめるなんて、とても先生に言えない。せっかく診てもらえるようになったのに」と。これでは誰のために薬を飲んでいるのかわかりません。
病院にかかっているのは、ご自身の病気を治すためで、高名な先生に会うためではありません。
がんに限ったことではありませんが、病院にかかる目的がいつの間にかおかしくなってはいないか、振り返ることは大切です。

迷ったら黒、と判断するがんの検査会社

検査会社は、「あやしいな」と思ったら「黒」という判定を出します。つまり、「がんかもしれない」という状態の検査結果でも、伝えられるときには「がんです」と伝えられる可能性があります。検査会社も後になって訴えられたりなどしたくないですし、このような判定が出やすくなるのは、仕方のないことかもしれません。

医者に尋ねる、セカンドオピニオンを求める

患者さんの中には「先生に質問をしたら悪い」と思っている方もおられます。しかし、命に関わることです。どんどん質問をしましょう。
治療を受けるにしても、受けないにしても、内容がわからないままでは決定することはできません。
そして、セカンドオピニオンも遠慮なく求めるようにしましょう。「先生に申し訳ない」という気持ちはいりません。
そもそも、そんなことで気分を害するような医師であれば、命を預けるなんて無理ではな
いでしょうか。しかし、先生に質問をする人は、実際にはとても少ないのです。

まとめ


Rp.1:がんは生活習慣病。不治の病ではない
Rp.2:抗がん剤は免疫力を下げる
Rp.3:薬は正常な細胞まで攻撃する
Rp.4:三大治療には大きな副作用がある
Rp.5:自分の命は自分しか救えない
Rp.6:働き過ぎでがんになる
Rp.7:リラックスしている人の中では、がんは育たない
Rp.8:体温が低いとがんになる
Rp.9:告知でがんが悪化する
Rp.10:生活習慣を変えれば、がんは消える

(文=宇多川久美子「断薬セラピー~薬をやめれば病気は治る~」より抜粋)


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