薬を使わない薬剤師の“健康自立ブログ”

更年期障害出る人、出ない人。その違いがわかれば対策も?

のぼせやほてり、脱力感やイライラに憂うつ感等々…
閉経を前にして起こる更年期の症状にはさまざまなものがあり「不定愁訴」ともいわれますが
これらをまとめて「更年期障害」といいます。

その不調は、大きくは2つに分けることができます。
体に現れる「身体的な不調」と、心に現れる「精神的な不調」です。
このどちらの不調も現れる人もいるしどちらかの人もいます。
また更年期を迎えてもほとんど不調を感じない人もいます。

人によってかなり違いがあるのはなぜでしょう?
その違いが出る原因について考えてみましょう!

更年期に起こる不調の主な原因は、「女性ホルモンの乱れ」といわれています。
しかし、結果として不調を起こす直接の原因は「自律神経の乱れ」です。

自律神経とは、私たちの意識とは無関係に呼吸や血流、体温調整、発汗など身体の機能を自動的にコントロールしている神経です。

女性ホルモンの分泌も自律神経でコントロールされていますが、女性ホルモンが急激に減少する更年期には自律神経の指令通りにホルモンが分泌できなくなります。
すると、今度は逆に指令を出した自律神経が乱れて心身に不調が起こるのです。

こうして起こる症状を「自律神経失調症」といいますが、その中で更年期の卵巣機能の低下による女性ホルモン減少によって起こる不調を「更年期障害」と呼ぶのです。
しかし、女性ホルモンの減少だけではなくストレスなどの心因性の要因や性格や体力、更には仕事や経済的な状況などの環境的な要因も更年期の症状に大きく影響してきます。

更年期の不調は、女性ホルモンの急激な減少によって、自律神経が乱れることが大きな原因ですが残念ながらホルモンの減少を食い止めることはできません。
しかし、減少の速度を緩やかにすることは可能です。

辛い症状は急激な変化に身体がついていかないことによるので、この急激な減少を緩やかなものにできれば辛い症状を緩和することができます。
急な下り坂を緩やかにすることができればソフトランディングも可能になるでしょう。
では更年期の不快な症状をできるだけ感じず、ソフトランディングを迎えるにはどうしたらよいでしょう?

まず、いま起こっている状況を確認することから始めましょう。
女性ホルモンの分泌量のピークは、20代後半30代前半から後半にかけて、徐々に減り始め40代になると急激に減少していきます。
ここに、さまざまな外的要因が加わることで減少が加速され、カーブが急降下し不調が重くなるということですね。

女性ホルモンの急降下を防ぐ4つのポイント


①「女性ホルモンの材料」や体を温める食べものを摂る
詳しくは薬食同源の記事を参照してください。
過度なダイエットは避けバランスのよい食事をすることも大切ですね。

②適度な運動をする
運動不足も、ホルモン分泌を妨げる原因になります。 ハードな運動は必要ありませんが、運動不足は問題です。
ウオーキングやヨガなどの有酸素運動を習慣にすることが ホルモン分泌を促すことにつながります。

③質の良い睡眠をとる
睡眠は、心身のバランスを整える重要な要素です。 脳をしっかり休ませて自律神経を整えましょう!

④ストレスをためこまない
ストレスは、自律神経を乱す最大の原因になります。 自律神経が乱れると、ホルモンが分泌されにくくなります。
ストレスの発散方法は人それぞれ 自分に合ったストレス発散法を見つけてくださいね!

とはいえ…
これらができていたらこんなにつらい症状で悩まない!
という方も多いと思います

そこで、是非やっていただきたいのが

『自分の中にある「母性ホルモン」を動かしてみる』


という方法です
女性ならではの能力に「母性本能」があります。
この本能に関係しているのが「オキシトシン」です。
「オキシトシン」は、脳の下垂体から分泌されるホルモンで 出産時や育児をしているときに多く分泌されます。
「母性ホルモン」とも呼ばれ、オキシトシンが分泌されると 人は、「安らぎ」や「幸福感」「癒し」を感じ 憂うつな気持ちを瞬時に吹き飛ばすほどの威力がある といわれています。
オキシトシンは、幸せホルモン「セロトニン」の分泌も促し 自律神経のバランスを整えることにも影響します。

オキシトシンは、出産や育児の期間だけでなく 人と触れ合うことや、植物やペットを育てたり ボランティアや料理をするなど 誰かのためになることをすること でも分泌されることがわかっています。

オキシトシンが分泌されやすい方法としては
①家族や恋人に背中をさすってもらう、抱きしめあう
②ペットの世話をする、触れ合う
③家庭菜園や花を育てる
④ボランティアに参加して、人の世話をする
⑤手料理をふるまう
等々……

人との触れ合いによってオキシトシンは分泌されるのですが、 ご家族や恋人との触れ合いが難しいようなら ボランティアで子供やお年寄りと触れ合うこともできます。
それも難しいいようなら マッサージやエステを受けてみてはいかがでしょう?
人のぬくもりのある手に触れ、触れてもらうことで 脳は「心地よい」と感じるようにできています。
更年期の不快な症状をできるだけ感じずに過ごすために 出来る範囲で試してみてくださいね。

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